2025シーズン主将を務めました、三浦太輝と申します。



OB・OGの皆様、スポンサーの皆様、保護者の皆様、その他大阪公立大学体育会サッカー部の関係者の皆様、日頃より弊部のご支援、ご声援をいただきありがとうございます。

今年度の部員のブログリレー、とうとう最後となりました。部員達の最高のブログが繋がってきて本当にプレッシャーです。
脳筋なりにしっかりと締め括れるよう精一杯書かせていただいたので、温かい目でお読みいただければと思います。


「2部昇格」

これは公立大合併当初から掲げてきた目標だ。
自分は1年生の時から関西リーグに携わらせてもらったが、3年生までの3年間達成することはできなかった。
達成するどころか昇格争いにも混ざれていない。3年連続12チーム中7位。

昨年度は副将を務めさせてもらったにも関わらずチームには何も還元できず、個人としても結果が出せず大学に入ってから最も悪いシーズンだった。そんな自分が情けなく、このまま本当に主将を務めていいのか、チームを引っ張れるのかと正直自信を無くしていた。
歴代キャプテンの偉大さを見てきたこともプレッシャーになっていたのかもしれない。
それほど主将という役職は責任の重いモノであると新チーム前に実感させられた。

もともと公立大は学生主体という形を取っていて、監督はいるもののほとんど主将が中心となって指揮を取っていた。
学生主体でやることにとても意味があると考えていたが、本当に結果を残せるかという点では少し疑問に感じていた。
所詮学生はアマチュア選手であり、専属的な監督に練習や試合の指揮を取ってもらった方がチームは強くなるんじゃないかとぼんやり考えていたこともあった。

去年の結果が悪いこともあり、ちょうど部長の松竹さんから監督をつけた方がいいんじゃないかという提案をいただいた。
何人か候補の方を探し、どういった想いで監督を招聘したいのか、ラスト1年どれだけ本気で結果を出したいのかを自分から直接伝えさせてもらった。
最後は直感で前田監督を選ばせてもらった。

監督をつけたはいいものの、それでは自分の存在価値はどう示すのか。もちろんチームを引っ張ることはリーダーとして当たり前なこと、それに加えて監督との意思疎通、選手側の意見を代表としてしっかりと伝えないといけない。
そして何よりもプレーでチームを引っ張っていく必要が今まで以上にあると考えた。運営面での指揮だけであれば自分がキャプテンじゃなくてもいいし、メインのサッカー面でどれだけチームを引っ張れるか、そしてプレーでチームを鼓舞できるか、そこが非常に求められると自分なりに考えた。

だからこそ新チーム前、自信をなくしかけていた自分を無理やり奮い立たせた。
今年こそは何としても「2部昇格」を成し遂げる。
たまたま揃った実力揃いの同期、頼れる後輩達とであれば絶対いけると思った。
そんな何の根拠もない自信を持ってこのチームを引っ張る覚悟を決めた。



それから1年。
もう1年経ったのかというのが今の心情である。
本当にあっという間だった。

結局目標の2部昇格は今シーズンも達成することはできなかった。
結果は5位。正直悔しすぎる。

でも自分のやれることは尽くしたし、現状に満足せず常に努力をし続けれた。夜練前には早くグラウンドに来て走り込み、ジムに行って筋トレもした。
怪我で台無しにしたくなかったから、より入念にケアも行った。

昇格こそできなかったが、4年間の中でチームは一番うまくいってるんじゃないかなと最終節を前に感じている。
後期リーグは現在3位。
最終節次第では1位になる可能性もある。

ただやっぱり「あの試合に勝っていれば、最終節まで昇格プレーオフの可能性があったのに」なんてことを今でもずっと考えてしまう。

後期第9節の摂南戦は忘れられない。なんとしても勝ちが必要だった。
後半に先制点を取られ、追いつき、そこからもチャンスはあったが決めきれず結果は引き分け。
2部昇格の可能性が一気に打ち砕かれた。
笛が鳴った瞬間、涙が溢れ出た。大学サッカーで泣くなんて1ミリも思っていなかった。
でもそれほど今年一年本気で取り組んできた証拠だったんだなと今になって思う。

そしてここまで本気でやってこれたのはもちろん自分一人の力ではない。

やっぱりチームを引っ張ってくれたのは同期。
最高学年になってからの責任感、頼りがいは半端なかった。
個性の強い学年で責任感を持ってくれるかなという正直一番の不安材料だったものが、今では一番の安心材料。
サッカー以外ではふざけたりじゃんけんで盛り上がったりしているのが、試合になれば本気になって闘ってチームを鼓舞してくれた。
間違いなく今年は4回生のチームだったと言えると思う。
本当に感謝したい。みんなありがとう。

後輩たちにも感謝したい。
多く絡んだのはAチームの人がほとんどだったが、Bチームも含めこんな自分にこの1年間ついてきてくれて本当にありがとう。
最後にみんなに伝えたいのは4年間はあっという間だから一日一日を無駄にせず全力で部活に取り組んでほしい!ってことだけです。
来年こそは2部昇格絶対成し遂げてください。

監督の前田さん、学生コーチのT君、ガキさんにも本当に感謝している。
前田さんは勝つために色々なことを考えてくれ、また選手の意見もかなり取り入れてくれた。
学生コーチには悩み事があれば一番に相談させてもらった。
近くで支えてくれてありがとうございました。

そしてこの17年間のサッカー人生を一番支えてくれたのはお父さん、お母さん。
大学の4年間もそれまでもほとんどの試合見にきてくれてありがとう。
今年はちょっとは成長した姿見せれたかなと思います。
ラスト1試合、しっかり目に焼き付けて見ててください。

他にも今まで自分に関わってくれた方々、影響を与えてくれた方々が今の自分を作ってくれたと思う。本当にありがとうございました。

これだけの人に支えられた自分は本当に「幸せ者」だったなと心から思う。

今まで先輩方が積み重ねてきてくれた成果、そして今年度の部員のパワーがあったからこそ今のサッカー部が存在していると思う。
それがどんなものであれ唯一無二の組織であることに変わりなく、今の僕にとっては最高で本当に大好きな組織だと自信を持って言える。

そして明日が最後の公式戦。
後悔のないように全力で楽しんで、せっかくなら最後笑って終わりたい。
試合に出る選手も出ない選手も、全員で力を合わせて心を一つにして絶対に勝とう!



長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今シーズン最後の公式戦、皆様熱い声援よろしくお願いいたします!