こんにちは。大阪公立大学体育会サッカー部の江﨑風太です。
今回は僕の大学サッカーを振り返ろうと思います。



僕は高校生のとき、なぜ自分はサッカーをしているのだろうとふと思いました。色々考えるうちに、良いプレーをして人に褒められる瞬間が好きだからだという答えに辿り着きました。やがて高校三年生になり部活を引退し、何となくやり切った気持ちになったため大学でサッカーをやろうとは思いませんでした。また、高校二年生ごろからあまりサッカーが上達しなくなったと感じていたことも高校でサッカーをやめようと思った理由の一つです。試合で良いプレーを出せなくなった訳ではありませんが明らかにその数は減っていました。
高校三年生の三月にサッカー部の卒業試合があり、公立大のサッカー部に所属していた一つ上の先輩がOBとしてそこに参加していました。おこがましいですが、その先輩は高校の時に比べてとても上達していました。僕はそれを見て羨ましい気持ちになり、サッカー部の体験に参加することにしました。周りのレベルは高く正直落ち込みましたが、ボールを蹴る楽しさが勝ち入部することにしました。

入部当初はCチームでした。先輩のサッカーの上達がきっかけで入部したにも関わらず、僕は向上心がなく、BチームやCチームでも金曜日は全面でゲームができるし、土日は練習試合があるから別に良いかなと思っていました。また、練習中はとにかくミスをしないことを心掛け、上手いプレーを見て学べる良い機会であるはずのAチームのゲームも、先輩に怒られないよう愚直に副審に取り組むだけでした。でもある日の練習のミーティングで顧問の先生が、「大学生でもサッカーが上手くなるからBやCのみんなにも頑張ってほしい。サッカーは上手くならないと楽しくない。」と言っていました。僕はそこでハッとしました。
それからは練習や試合で積極的に前を向いて縦パスを出すことを心掛けました。ターンをした結果ボールを取られて先輩に怒られ、怖すぎてそれ以降ターンできなくなる日もありましたが、次の日には切り替え、前を向くことを意識して練習に取り組みました。また、同じポジションの人が良いプレーをしたときは悔しさを覚えるようになりました。そして、悔しいと思うだけでなく、自分とどこが違うのかを考えながら副審をするようになりました。

その甲斐もあって段々と試合で活躍できるようになり、試合動画に入っている、「ふうた君上手いなぁ。」という声にニヤける回数も多くなりました。僕はこの4年間で高校生の時とは比べ物にならないくらいサッカーが上達したと思います。また、一番サッカーが上手い今が、一番サッカーが楽しいです。引退まであともう少ししかないですが、最後の最後まで上達し、サッカーを楽しみたいと思います。



読んで頂きありがとうございました。
次回は実験を愛する理系の鑑、牧田亮です。お楽しみに。