『赤いカード』
こんにちは。3回生の栗本です。
アイスは好きですが、じゃんけんで負けまくって数々のビックタイトルを獲得してしまったので、アイスじゃんけんの引退を考えています。これからは指スマにしましょう。
やらかしてしまった。人生初の退場。それも審判への暴言。全部自分の未熟さ。今まで甘やかされていた。
自分が次節出場停止なんかよりもチームの開幕戦をぶち壊したという事実が苦しかった。ただただ自分1人の人間的な問題だけでチームを崩壊させた。僕に不満を持っている人もいれば、僕に憤慨している人だって絶対いると思う。それでも僕を励まし笑かし、取り返しのつかないことをした僕をチームの一員として接してくれたチームに感謝したい。
退場したときサッカーが苦しかった。やめたいと思った。でもBチームでの最初の1週間、パッションに満ちた素晴らしい集団を目にした。勝ちたいという明確な1つの目標があり、雰囲気があった。勢いがあった。俺何やってんだよと気付かされた。それが僕に大きく刺激を与え、サッカーの楽しさを改めて思い出させてくれ初心に戻った気がした。その瞬間から自然と笑顔が増えたと思うし、一つ一つのプレーにちゃんと向き合えるようになり、自分に欠けていた重要な何かを見つけられたと思う。あのときのBチームでの時間は幸せで、サッカーのやる気がなくなっていた僕の心を変えるきっかけになり、完璧にあのときの僕のやりがいになっていた。
そして関西リーグに復帰し、試合終了のホイッスルが鳴ったとき、信じられないくらい幸せだった。やっぱこれなんだよなって。やっと戻ってこれたんだなって。関西リーグもサッカーも嫌いになっていたけど、やっぱりピッチに立つと幸せだった。
夏は海も泳げない。冬はスノボもうまく滑れない。だからこそ1年中できるサッカーは失いたくない。チームのエンブレムに泥を塗った張本人という十字架を背負って、このチームに永遠の忠誠を誓いたい。「お前どこ見てんねん」から「俺どこ見てんねん」へ。
次回は、単位取得数と引き換えにパチンコの球に変えてしまった男、土井大志です。お楽しみに!