『FWとGKと私』
こんにちは。3回生の中村陸です。次期キャプテンの三浦くんから紹介がありましたが、GKで数試合出場しただけでコンバートしたわけではありません。膝サポーターをつけてから約1年怪我なくサッカーできていることに感謝です。今回はおそらく大学生史上初のFWとGKの両方で出場した私の心情について書きたいと思います。本当に変な文章なので、できれば読み流してくれたらありがたいです。
私は今年でサッカー歴16年目、人生のほとんどをサッカーに費やしています。オフ期間の今でも練習が早く再開しないかなと考えるくらいサッカーが大好きです。特に点を取った瞬間の喜びは他の何物にも代えがたい感情をもたらしてくれます。そのためにサッカーをしていると言っても過言ではありません。小学生の時からFWとしてしかプレーしてこなかった私は、今年こそ関西リーグで点を取るぞという気持ちで挑む1年になると思っていました。
しかし、気づけば私はキーパーをしていました。なんなら、FWよりキーパーの方が貢献していたかもしれません。キーパーの人には悪いですが、フィールドしかしてこなかった私からしたら、キーパーというポジションはとても地味で退屈でした。FWはどれだけミスしても失点することはありません。どれだけシュートを外しても1点でも取れればヒーローです。でも、キーパーは違います。キーパーのミスはほぼ失点です。ミスしたら怒られ、その後どんなにいいセーブをしても負けたら戦犯扱いされる理不尽なポジションだと思います。試合中のキーパーから見た景色は普段とは違い、みんなの背中しか見えず、ボールも遠くの方で動いているだけです。もちろん自分が点を取ることもできませんし、味方が点を取っても喜び合える仲間が近くにいませんし、ミスしたら失点します。こんな楽しくない試合はもうしたくありません。
それでも、本職のキーパーは当たり前のようにゴールを守り、DFは失点しないために必死に体を張り、中盤はボールを奪われないようにFWまでつなぐ。こんな大切なボールを簡単に失うわけにはいきません。これはキーパーを経験し、今までとは違う視点で見たからこそ、FWまでつなぐボールの大切さを理解できた気がします。これはFWとGKの両方を経験した私が一番身に染みて感じていることだと思います。この貴重な経験をできたことをありがたいと思い、後期は得点でチームに貢献していきたいです。
前期は2勝7敗2分、誰もこの結果に納得していません。私自身の1得点という結果もFWとして情けないものです。このままでは終われません。後期リーグこそ、全勝を目指して頑張っていきます。試合が始まれば先輩も後輩も関係ありません。誰かに任せるのではなく、自分がチームを勝たせてやるんだという意志を持って全員で勝ちにいきます。応援のほど、よろしくお願いします。
次は公立大学のアイドル担当、北畑結羽です。小柄でかわいい見た目とは裏腹に寿司を27皿ぺろっと食べてしまう大食いの彼女はいったい何を語ってくれるのか。乞うご期待。