「価値」
こんにちは。ある人にはただのええやつ、またある人には裏の顔はドス黒いと思われている4回生の齋藤大です。何が本性かはこのブログで分かります。
私は今年度、研究でサッカー部の活動をかなりの頻度で欠席しています。部活の人たちにはなぜそこまでして研究をするのかと聞かれ、研究の人たちにはなぜそこまでしてサッカーをするのかと聞かれます。過労死確定の強度で部活と研究を両立し続けるのには理由があるので、今回のブログでは、このことについて書きたいと思います。
まず、なぜそこまでして研究をするのかについてです。抽象的でどうしても話が難しくなってしまうので、面倒な人は次の段落を飛ばしてください。
私の生涯の目標は代替不可能な人生を歩むことです。個性という言葉で括られるようなただ何かに長けていたり特徴があったりする人ではなく、後にも先にも例のない唯一無二の個体でありたい、ということです。唯一無二の個体であるには唯一無二の価値を持っている必要がありますが、人間が認知できる世界のほとんどは相対的で、自分の価値も相対的なものです。また、相対的なものには必ず基準があります。よって、代替不可能な人生を歩むためには自分の価値基準を明確にする必要があるため、私は人類の概念の拡張を価値基準に設定しました。概念の拡張とは、大袈裟な例を挙げると、江戸時代にスマホを発明したり、現代でほうきで空を飛んだりするような、今まで誰も想像すらしなかったことが可能になるという意味合いです。そして未知の探究・知の蓄積である科学は概念を拡張する手段の一つなので、私は科学を扱う研究者になる道を選びました。
まとめると、私は自分の価値のために研究者になります。価値ある研究者になるために毎日死にそうになりながら研究をします。
では、研究漬けの生活の中で、なぜそこまでしてサッカーをするのか。その理由は二つあります。一つは、みんなと同じくサッカーが好きで上手くなりたくて本気でやりたいからです。これに関しては他の部員が熱い文章を書いてくれているので以下同文です。もう一つは、サッカーとこの部活は私のすべてに対する原動力だからです。サッカーで身につけたメンタルやフィジカルは、どんな壁にぶつかっても乗り越えられる問題解決能力や底無しの行動力、高い志をもたらしてくれます。また、サッカー部の最高のキャプテン・同期・後輩・スタッフたちは、私が何度瀕死の状態で復帰してもいつもと同じ様に受け入れてくれます。それが私の活力であり支えです。
最後に、私が引退まで部活を続けることができたのは間違いなくサッカー部の仲間たちのおかげです。ありがとうございます。これから先、研究者としてのキャリアの中で途方もない試練が待ち受けていますが、公立大サッカー部で得た価値を胸に乗り越えて人類の概念を拡張します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は、サッカー元初心者の末廣雄大です!大学4年間で初心者から急成長した彼は何を語ってくれるのでしょうか!お楽しみに!