苦しみの先に
こんにちは。4回生の坂田一樹です。紹介のあったように昨年は主務としてチームの運営に関わりました。とても貴重な経験ができたと思います。ヘディングとボールキープに関してはいじられてますね。今でも別に成功率は高くないです。
さて、おそらく人生最後のブログ、何を書こうかなと思い、書いては消し、書いては消しを繰り返して、結局自分が言いたいことを言うだけのまとまりのない文章になりそうです。本当は読んだ人を感動させるような文章を書きたいのですが、そんな文才はなかったです。
はい、長々前置きすみません。本題に入ります。
私はずっとサッカーをするのが苦しかったです。いつから苦しかったのか、おそらく高校の時からだと思います。1年生では自分たちの練習試合をほとんど組んでもらえず、2年生では先輩の公式戦に数試合出させてもらいましたが、リーグ優勝したにも関わらず自分が出場した試合はすでに大差がついていた2試合を除き勝利することができませんでした。自分たちの代こそはと意気込んで臨んだ3年生でも20試合に出場しながら1勝もできませんでした。特に3年生では自分のミスで負けた試合ばかりで、自分の納得いくプレーがほとんどできませんでした。そんな日々が自分にとってはあまりにも苦しくサッカーが好きなのか分からなくなってしまいました。
再起を誓った大学生でもそれは変わりませんでした。1、2回生では、コロナの影響で練習試合もほとんどなく、練習が中止になることもしばしば。ただでさえ下手くそなのにコンディションを上げることができず、Aチームで試合に出るという高すぎる壁に目標を見失った私は、サッカーへのモチベーションを失ってしまいました。高校時代に自分より試合に出れていなかった同期はAチームに絡んでいるのに、自分はBチームの最下部で荒んでいる。そんな現状に自己嫌悪する日々でした。
しかしそんな私にも転機が訪れました。それが大阪市立大学と大阪府立大学の合併です。合併により部員数が増え、Bチーム主体のリーグ戦Iリーグに出場することになりました。舞い込んだ公式戦出場のチャンス。もう一度気持ちを奮い立たせました。開幕戦で5分出場した後はなかなか試合に出れませんでしたが、試合を見る中でここで自分が活躍して勝ちたいそんな気持ちが芽生え、モチベーションが生まれました。そして迎えた第10節大阪商業大学戦。私は後半28分1-1の場面で出場しました。とにかくがむしゃらにただ勝利のために走りました。後半38分コーナーキックのこぼれ球が自分の前にこぼれ、それをなんとか味方に繋ぎゴールが決まりました。その瞬間の歓声、チームメイトの叫び、もちろん得点者に向けられたものでしたが、この雰囲気こそが私が大好きだったサッカーの本質だと思いました。そのゴールを守り抜き勝利。自分のプレーが試合の結果に影響した公式戦での勝利は中学3年生以来でした。この試合でずっと自分の中にあったしこりが取れた気がしました。
この試合以降の今日まで試合に出られなくても試合に負けても、本当にサッカーが楽しいです。苦しみの先にあったものそれは本当にサッカーが大好きだという気持ちでした。本当に途中で投げ出さず意地で続けてきて良かったです。残り3週間悔いのないように全力で楽しみたいと思います。
まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。次回はマネージャーの白須賀友美です!飲み会で大はしゃぎしていたのも過去の話、最近は大人しいです。いつになったらまたあの大はしゃぎを見せてくれるのでしょうか…?さてそんな彼女はどんな話をしてくれるのか、乞うご期待!