こんにちは。
成川くんから紹介のあった通り全てを手に入れた男、松下拓です。
すべてを手に入れることのできた僕の過去を振り返ってみると...
と冗談と思って話をしていても鳥肌が立つので、自分のこれまでの現実と今の気持ちを話したいと思います。




サッカーを始めたのは4歳の頃で兄の影響を強く受けて地元の小さなサッカークラブに入りました。同期の三丸くんとは幼小中高大と18年間も同じチームでプレーをしていることはどこか感慨深いです。マネしないでほしいです。
サッカーからたくさんのことを学び、喜びや悔しさを通して今の自分があると感じます。

人一倍負けず嫌いだった自分はどの年代でも同じポジションのこの選手には負けたくないという気持ちや、1個上や2個上のこの先輩よりもいいプレーをして試合に出たいという気持ちは強かったです。
そして人一倍臆病な自分はどの年代でも大事な試合で60〜80点のプレーしかできずに悔しい思いを何度もしました。

これは大学生になってからも顕著に現れました。同期の中でも3番目くらいに多くの出場機会を与えられてきたと思いますが、出場時間の長さには物足りない活躍しかできず満足のいくプレーのできた試合はこの4年間で片手で数えられるくらいです。昨年の前期最終節では落としてはいけない試合を逆転負けしてしまい、後半の途中でピッチを出た自分に対して試合終わりに偉大な先輩は「しんどいふりするんやったら試合でんな」と言われたことは今でも鮮明に覚えています。自分の中では全力で尽くしたつもりでもチームが勝たなければ全く意味のないことで、試合に出た選手はピッチ外の出られなかった選手のためにもチームを勝たせないといけないという責任があります。

去年した悔しい気持ちをバネにして今年はより一層チームに貢献するという思いで挑んだサッカー人生最後の1年ですが、より一層悔しい1年になりそうです。前期リーグは神戸戦での逆転負け、流通科学大での終了間際の失点など前期リーグは4勝3分4敗とチームとしても個人としても満足のいく結果で終えれず、院試休みをとった挙句、遅刻の累積で先日まで奉仕活動となり、後期1節に与えられたチャンスから2節、3節と自ら出場機会を潰しているのが今の現状です。


だからといってこのまま終わらせるつもりは全くありません。


1週間の練習と合宿を通じて、自分より上のカテゴリーでプレーする選手に大きな差を感じたもののまだまだ自分はやれると感じたし、 2ヶ月半のブランクを取り戻すために誰よりも多くボールに触り、Bチームの誰よりもAチームにすぐ上がって試合に出たいという気持ちで取り組んだ。
後期1節では35分ほどの出場機会を与えられ、自分のプレーの酷さよりも前半試合をベンチから見ている自分に悔しさを感じた。
2節3節とベンチ外からチームの勝利を願ったが、正直自分のいないチームの快勝、試合内容の良さには心の底から喜べなかった。

あの場に立って自分も勝利の喜びを共に分かち合いたい。

これからどれくらいの出場機会を与えられチームにとってプラスのプレーがどれくらいできるか分からないが、残り少ないサッカー人生を不完全燃焼で終えたくない。

今自分は本当に悔しいし、楽しい。
まだまだやれる。
2部昇格の可能性が残されている以上、チームのためにも後悔しないためにも限られた時間最後までやりきる。
そしてピッチ上で共に笑いたい。





最後まで読んでくださりありがとうございました。次回はイケメンでお笑い担当、チームの守護神であるマウントフォードアラン隼人くんです。三丸くん同様16年間同チームの戦友は何を語ってくれるのでしょうか。楽しみです!