笹川からの紹介の通り後輩に慕われているのか、いやはや舐められているのか、真意は後輩にしか分かりません。山本くんにカットインされた新家崚平です。

何か物を書いて世に残す機会は人生でこれが最後だと思いますが、飾らず等身大を伝えられたらと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。




前回、3回生の4月に書いたブログでは「楽しい、大好きなサッカーを取り戻す」と締め括っている。引退を目前とした今、自分の感覚として、完全に取り戻している。素直に嬉しい。幸せでしかない。十何年も続けたサッカーの終わりが幸せでないといけないとかいう潜在意識が働いたのかなとか思ったけど、違う。めちゃめちゃ楽しい。

正直引退ブログなんて書かずにまだまだこの環境でサッカーしていたい。本当にそう思う。他にもそう思ってる人がいたらいいなとか思う。

話を戻すと、現在自分は3回生の時に目標とした状態にいる。ただ日々をこなすような、振り返った時に何も残っていないような、そんな日々の過ごし方をしていないと心の底から言える。この状態が自分にとってすごく幸せで、この幸せを邪魔するような部員が誰一人いないのが公立大のすごくいいところ。




ここまで「楽しい」とか「幸せ」とか、やり切ったレギュラーのテンションで書いてきた。だけど公式戦は先週と今週のたった35分。さすがに悔しい。Iリーグには結構出させてもらったけど、やっぱりチームの顔となる選手が出場する学生リーグにもっと出たいなってのが本音。ここからの最終目標はその時間を増やすこと。




ではなぜ、体育会サッカー部という試合に出てナンボの世界で、こんなにも試合に出ていないやつが楽しくサッカーできていてるのか。なぜ最後のブログに「幸せ」なんて書けているのか。
それは完全に周りのお陰。
例えば、今週金曜日、練習で自分のトラップミスを掻っ攫われて失点。パスの出し手から
「新家、それは出来るって!」
意訳すると、
「ほんまないわ、ちゃんとやれよ」
になるけど、自分に少しでも期待してパスをくれたことが嬉しい。この期待をかけてくれている状態がどんなに最高か。練習中のこういう少しの期待に応えられるかどうかが選手にとってすごく重要だと思う。
公立大には、寿命2週間の自分にも期待をかけてくれて、真正面から見てくれる、まだ上手くさせようとしてくれる人がたくさんいる。こういう人たちのおかげで真剣にサッカーに向き合える。あともうちょっとだけよろしく頼む。


こんな素敵な環境、次いつ手に入れられるか分からない。もしかしたらもうないかもしれない。だから、自分にできることは、大学サッカーを終えるまでのこの2週間、周りからの期待に応え続けること。それと、こんな時期に立てた目標をまた達成すること。

応援よろしくお願いします。


最後のブログにしてはすごく現状に焦点を当てたものとなりましたが、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

次回のブログは、最近髪色が落ち着いてきた、イエロー5枚太田光紀です!