こんにちは!!
光栄にもチーム1の奇才とご紹介いただいたマネージャーの植村佳乃子です。
令和の奇才といえば、一般的には、東京大学経済学部主席卒業、イェール大学助教授の成田悠輔先生だと思います。
今回は、成田先生の専門分野がデータ分析であることから、私も部員ブログをマクロな視点でデータとして捉え直すと、何か面白い結論が導き出されるのではないかと考え、これまでのブログ記事をテキストマイニングしました。
前提として、部員ブログには2種類の読者がいます。
「サッカー部内のチームメイト」と「サッカー部を応援してくださるOG・OBの方々、その他関係者の方々、公立大学を目指す受験生など外部の人々」ですね。
部内では、ブログが更新されると、練習前後に感想を言い合ったり、普段は見えない考え方に驚いたりしています。
今回の私のブログは、忙しくて全部員のブログを読む時間がないよという外部の人々に向けて、全体像をわかりやすくまとめることを目的としています。
使用したのは、(株)ユーザーローカルのテキストマイニングツールです。
これまでに公開された55記事、61690字の部員ブログをまとめて分析にかけました。
まず、スコアの高い単語を文字の大きさで表した図です。
スコアというのは、「一般的な文書ではあまり出現しないが、調査対象の文書だけによく出現する単語は重視する」というロジックのもと、算出される数字です。
この結果は特段面白みがあるわけでもありませんでした。
公立大学サッカー部の部員ブログなら大抵出てくると予想できる単語ばかりですね。
ですから、ある意味で外れ値のような、サッカー部員ブログに似つかわしくない単語を、私が選んでみました。
「ひらかたパーク」
「恋愛の極意」
「爆裂おもろ大納言」
「うどんソムリエ」
「ゴールドマンサックス」
「ちくわ」
なんだこりゃあと思った少しお時間のある方、ブログを遡って探してみてください。おもしろヘンテコ文章に辿り着くかもしれません。
次に、ポジネガ分析の結果です。
文章全体に含まれるポジティブな感情とネガティブな感情の存在比を示しています。
ポジティブ:18.8%
ネガティブ:16.2%
中立:65.0%
ここでもう一つ見たいのが、それぞれの記事の質に関する数字です。
大学より前の活動について言及したもの…13
入部理由に言及したもの…11
現状について言及したもの…54
これからの抱負について言及したもの…50
ほとんどの記事で今後の展望が書かれていることから、ポジティブな感情がネガティブな感情を大きく上回ると予想していたのですが、結果としてあまり差は出ませんでした。
部員が現状について、厳しい評価を下していることが1つの原因だと考えられます。
さらに、各感情のレーダーチャートを見ると、喜びと悲しみが他の感情より突出しており、かつ悲しみの感情が最も高く表れています。
やはり過去や現状について厳しく評価し、短く今後の展望を述べるプロットが一番多かった為でしょう。
好きの感情と恐れの感情は同程度表れています。部員にとって、サッカーは大好きなスポーツであると同時に、常に自身の課題に立ち向かわなければならない過酷な一面を持ち合わせているということを示唆しているかもしれません。
怒りの感情に関しては、周りに対する怒りを表現していたわけではなく、ストイックな姿勢で、自分自身に憤りを感じる部員がいたため表れたと考えます。
結論として、「厳しく過去や現状を評価し、そこに今後の展望を添える部員たち」が大阪公立大学サッカー部のぼんやりとした全体像といえます。
しかし、11/19の引退までの間に、4回生12人分のブログがさらに投稿される予定です。
彼らの分を含めて、改めて分析にかけてみると、違った姿がみえてくるかもしれません。
密かに楽しみにしておきます٩( ᐛ )و
最後に、私自身、3年半の間に、面白くて楽しくてしんどくて朝が早すぎる部活で起こったあらゆる事象が今の自分を作っており、これからも糧になり続けるであろうと確信しております!以上です!
次は、ストライカーとして常に前線で戦いながら、分析班リーダーとしてもチームを引っ張る、爽やかサッカー青年のイデア、らいくんです!