料理写真レベルアッププロジェクト -5ページ目

料理写真レベルアッププロジェクト

料理カメラマンが教える、料理写真の撮り方。あなたの料理の味をしっかり写しましょう!

先日、会社の後輩ちゃんが言ってたこのセリフ。

これってよく聞きます。

 

生徒さんとお話していても、

「子供を20分ぐらい待たせちゃって・・・😥」

「撮影してると家族が嫌がるんです・・・😨」

などなど。

 

出てくる出てくる、写真を撮るために引き起こされる悲劇の数々・・・。

 

冷静に考えてもやっぱり、まずい状態ですよね。それって。

 

そもそもお料理って、基本的には作った直後がビジュアル的にも一番おいしそうで(湯気出てたり、とかね)時間が経つにつれ、どんどん劣化していきます。

 

そう。料理写真って時間との勝負なんです。

 

そういう意味では、撮った直後に秒で撮影して、待たせることなくみんなで美味しく食べるのが、写真的にも、家族やお友達のためにも最良の解決策になるはず。

 

じゃぁ、なぜそれができないんでしょうか?

 

聞いていると、みなさん、出来上がってから、お皿を選んだり、どこで撮るか考えたりしているそう。

 

それでは時間がかかって当然ですよね。

 

じゃ、私はどうしているかというと、作り始める前に、お皿もセッティングも、なんならカメラも三脚に付けておきます。

要は、出来上がった瞬間にそこに置いてシャッターきれば、次の瞬間には食べれる状態になっているということ。

 

 

作る前に、ここまでセッティングしておいてから作り始めます。

出来たら、後は持ってきて撮るだけ!状態。今日は撮るぞ!という時はこうやっておきます(毎日じゃないですよ)

 

 

で、ホットケーキが出来たら運んで来て、撮るだけです。

 

ものの1分ぐらいで撮れちゃいます。

そしてアツアツのまま、食べれちゃいます。

家族を待たせることもありません。

しかも一番良い状態で撮影も出来ます。

まさに三方良し!

 

ちょっと面倒だなーと思っているそこのあなた。

 

お時間ある時でいいので、ちょっとやってみてください。騙されたと思って。

 

では。

ホットケーキってなんだか可愛いし、簡単に美味しく撮れそう。

そんなイメージがありますが、いざやってみると色々関門があるもので・・・。

 

食パンとかもそうなんですが、表面がつるっとしていて、面積があるものって、意外に写真に撮りづらい気がします。

画面の一番良いところに、あまり変化のない部分がどーんと広がるからでしょうか。

ホットケーキも、1枚だけお皿にぽんっと置いてみても、ファインダー越しにどうもウキウキしない。

 

そもそも、ホットケーキって、ホットケーキミックスの外箱の写真みたいにはなかなか膨らまない😥思いの外ぺっちゃんこに焼き上がったホットケーキを、お皿に1枚乗せても、そりゃ、可愛く撮れるはずもない。

実際に可愛くないものは、写真に撮っても可愛くないのだ。

 

美味しく撮るポイント①

こういう時に、写真の奥の手として、「重ねる」というテクがある。何枚か重ねることで、写真の中に厚みをもたせるってもの。

 

今回もホットケーキが思ったような厚みになってくれないので(そもそも思ったような厚みに焼けたためしがない)3枚重ねてみた。

 

これで随分と格好がつく。でもまだまだ。

 

②バターを乗せる

ホットケーキの表面ののぺーっとした広々としたところはどうにかしないといけない。そこでバターを乗せる。

真ん中に異質のポイントができるだけで、ぐっと表情がつく。ナイスバター。

ただ四角く切ったバターを乗せるのでは芸がないので、ちょっとだけレンジでチンして(ほんのちょっとだよ。すぐに溶けちゃうから)角が適度に丸くつややかになった状態でホットケーキの真ん中にオン!これで見事ポイントができました。

 

③ホットケーキは小さめに焼く

ホットケーキって普段食べようと思うと結構大きめに焼いちゃいます(少なくともうちでは大きく焼きます)。でも、それだと可愛くない。今回はあくまで写真に撮って可愛いホットケーキを目指したいので、小さめに焼く。

具体的には、普通サイズのお玉1個分。

試しに前日にもホットケーキ焼いたんですが、お玉2個分で焼いたら、全然かわいくなかった・・・。

意外と大きさって大事です。

 

この3つのポイントを抑えていただけるだけでも結構可愛く撮れるのでは!?と思っています。よかったらトライしてみてください。

 

 

最後に番外編として一つ。

奥の手のフルーツでごまかすテク。

ブルーベリーはこういう時に本当に便利。ころころ転がってるだけで可愛いので、適宜転がっていただく。

今回は真っ赤で可愛いサイズのいち5があったので、それも使ってみました。

ホットケーキだけだとちょっと寂しかったのだが、フルーツが入ったことで一気に可愛さが増す。フルーツの威力ってすごいですね。

 

ということで、今日は今朝お仕事に行く前に撮ったホットケーキのお話でした。

 

では!

 

 

『双子の男の子を産んで一年ちょっと。

辛い時期もありましたが、そんな時を支えてくれたのは毎日撮り溜めていたふたりの写真でした。育児に疲れて泣きたくなるようなとき、ふたりの写真を見ることで何度励まされたかわかりません。

写真は不思議なもので、単調な毎日の写真でも、写真に美しく残すことで、毎日をキラキラした素敵な瞬間の連続に変えてくれます。

そして、そのキラキラした瞬間は脳裏に深く刻まれ、それからの怒涛の育児をも楽しいものに変えてくれるように思うのです。

 

また、子育ては楽しいけれど毎日毎日単調にも感じられて辛いこともあります。

そんな時にもほんの数週間前、数ヶ月前の写真を見ることで、子供の成長を感じ、同時に自分の生活がどれだけ創造的なものだったのかが実感できるようになります。

 

赤ちゃんの自然な表情を一番見ているのはお母さんです。

毎日の日常にある色々なシーンを切りとって色々な思いでを残していってください。

写真っていいですよ。』

 

 

これは14年前、私が初めて『ママのための写真講座』をやった時に配ったテキストの最後のページに書いたものです。

 

フリーのカメラマンだった私が、双子の出産で仕事から離れ育児に追われました。社会から切り離されたような寂しさを感じながらも目の前の育児に翻弄されていた時、ママ友から「私もうちの子を可愛く撮れるようになりたい」と相談されたことからはじめた写真講座。

それが、その後の写真教室の立ち上げや、今のクックパッドでの料理写真を教えることにつながっていきます。

 

写真を撮れるようになって、子育てが楽しくなった人、毎日の景色が変わったと笑顔で話してくれる人、新しい仕事につながった人、自分の料理を表現できるようになった人・・・色々な人を見てきました。

 

私は『写真のちから』を信じています。そして、できれば一人でも多くの人に、この『ちから』を感じて欲しい。

 

このブログでは、まだお会いしていない、でも写真を通して自分の世界を広げたい、そんな方に少しでも私の知っていることをお伝えできればと思います。

 

初めてのブログで慣れていないことも多いですが、みなさまに色々教えてもらいながら、発信していければと思っています。