処方日数とか、中核病院の役割とか | cardioのブログ

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大学院生でもあり、専門医を持つ医者でもある、そんな人って何をしているのだろう・・・そんなブログ。

薬の処方日数は、医者によって様々でしょう。


自分の場合、市民病院など地域の中核病院で外来をしていると、

たいてい処方日数は56~70日です。

つまり2か月~3か月に1回。1年に4回くらいしか会わない感じです。


心不全うや不整脈など薬のコントロールが付きにくい人は、

それでも42日とか。。

1か月に1回なんて人はほとんどいません。


やはり入院患者も診ていますし、検査を午後にしなきゃいけない時もあるし、

午後の診療が違う先生だと場所を空けなきゃいけないし。。。


その中で、それなりに重症でコントロールの付きにくい患者さんを、

診て行っているのです。

まあ、それが中核病院の大きな役目です。


逆を言えば、コレステロールだけとか、血圧だけとか、

完全に安定した狭心症治療後の患者さんとか、

そういう方は、開業医さんなどに紹介せざるを得ません。


きっと開業医さんでは、処方日数も短いし、

検査も当日に結果がすぐに出ないし、お金も高くなったりするかもしれませんが、

ご協力願いたいと思います。


そんな中、突然開業医さんに行くのをやめて、今日からここで診てほしいなんて言う、

患者さんが来たりします。処方内容は降圧剤と、あとは整腸剤と眠剤と下剤・・・。

紹介状もない。

顔を合わせるのや、紹介状が欲しいというのが気まずいとか言ったりして。。

こういう人を、自分の患者さんだと心を込めて診療することがなかなかできないのは、

まだまだ医者としての修業が足りないのでしょうか・・。