インド旅の望郷 iN アランボール(ゴア) その2 | スピリチュアル放浪記 パート2

スピリチュアル放浪記 パート2

日々の出来事、エンターテイメント、スピリチュアル回想録など、思ったことをどんどんアップしてゆきます!

さて、私の穏やかなアランボール生活が始まった。 お気に入りのゲストハウスでゆっくりしつつ、毎日のんびり過ごす。

 
 
 

 

 

朝ごはんは、ビーチ沿いにある、大きなブルーブッダのオブジェが屋根に乗っかっているお店の”ジャーマンベーカリー”で食べ、ゆっくりしたら、プラプラしてゲストハウスに帰り、日記を書いたり、今後のプランを練ったり、ハンモックに揺られながらダラダラしたりと、気ままな生活であった。

 
 
 

 

 

アランボールのビーチはそんなに広くないけれど、海辺にヨガのリトリートがあり、夕方になると美しいサンセットを見つめながら瞑想している人などがいて、何ともスピリチュアルな雰囲気だった。

 
 
私もたまにそれに参加させていただいたりしていた。
 
 
 
 
 

 

 

そんな感じで、日々を過ごし、4日目に差しかかろうとした時だった。

何とも言えない退屈感が増してきた。

 
 
 
 
 

 

 

インドに入ってからまだ間もないが、こうして点々としてきて思うことは、一つの場所に一人で来て4日たち、その場所でこれ以上とどまろうと言う決め手が何も起こらなければ、他へ移動した方が良いという、自分の中でのセオリーが出来上がってきていた。

 
 
 
 
 

 

 

なので、「アランボールももうそろそろかな~?」なんて感じ始めてきた矢先だった。

 
 
 
 
 

 

 

ある日、夕食を食べるところを探し、何気に一つのレストランに入った。

 
 
 
 

 

 

ちょうど、ブルーブッダの乗っているジャーマンベーカリーから少し離れた並びの店だった。

 
 
 
 
 

 

 

私の感覚では「何となく作りがかわいかったから」というものだった。

 
 
 
 
 

 

 

その店は、前のスペースにテーブルが2つ、中ほどには階段を上がってお座敷風になっていて、そこは日本の宴会場のような長テーブルがあり、上から下のスペースが眺められる感じになっていた。

 
 
 
 

 

 

夕食もおいしくて、私好みのメニューがあり、特にロシアンサラダ(普通のサラダにゆで卵がまざっている)がお気に入りだった。

 
 
 
 
 

 

 

ふと気づくと、私の隣にウェイター風の白人の男の子が立っていたので、色々聞いてみることにした。 

 
 
 

 

 

私は、「自分がここに来てから間もない、ここにはパーティーはないのか?」と。。

 
 
 
 

 

英語があまり通じないようで、会話もしっくりいかなかったが、なぜかパーティーというフレーズに反応してくれて、どうにか私の言わんとしていたことが理解できたようであった。

 
 
 
 
 

 

 

「今晩、ある場所でパーティーならあるけど。。」と彼。

 
 
 
 
 

 

 

その言葉に私は過敏に反応し、まるで細い糸をたぐるかのように、色々聞いてみた。

 
 
 
 

 

 

どうやら、ロシアの有名なDJが今日バースデーらしく、その彼が回すので、かなりの大規模なバーティーらしい。しかし、そこはここからかなり遠く、バイクでなければ行くのが難しいらしかった。

 
 
 

 

 

ここに来て今日で4日たち、その節目に、「このチャンスを逃したら後悔するかも」という思いから、私は思い切って、この見ず知らずの店の子に「私もそこに行きたい!もし良かったら連れてってくれないかな?」と頼んでみた。

 
 
 
 

 

 

すると、彼はちょっとびっくりした様子で少し迷った風だったが、「分かった。今日、夜○○時にこの店の前に来て。連れて行くから」と言ってくれて、その夜、彼と待ち合わせをした。

 
 
 
 

 

名前を聞くと、彼はリョーシャとというロシア人の子だった。どうやらそのレストランはロシア人経営のものであった。

今 思えば思い切ったことをしたと思うが、この私の行動により、今後のインド旅がガラリと変わってゆくのであった。

 
 
 
 

 

 

私は食事を終え、その店を出てから待ち合わせ時間まで、ドキドキしながらゲストハウスで待機していた。

 

 

 

洋服も、アンジュナで遊び回っていたパーティースタイルに決めに決め、やがて待ち合わせの時間に、その店に向かうのだった。

 
 
 
 

 

 

店が近くなるにつれ、妙に緊張してきた。「もしかして、だまされるかも。彼は来ないかも。でも、そうなったらそうなったでいいや。。」などと、最悪の事態も考えていた。

 
 
 
 
 

 

 

そして、静まりかえったビーチの店に到着。

 
 
 
 

 

 

やはり、誰もいなかった。。。店も閉店。。

 

 

 

あらかじめ、この状況も予想していたのでショックはなかった。でも、逆に緊張感も解けてよかったかも。。

 
 
 
 
 

 

 

Uターンをして帰ろうとしたその時だった。店の奥から、あのロシア人の子が出てきたのだ。

 
 
 
 

 

 

「ウソ~!!来てたんじゃん。。」

私はめちゃびっくりして、挨拶をすると、すぐに彼のバイクに案内された。

 
 
 
 

 

 

そして、彼のバイクの後ろに乗り、バイクはパーティー会場へ向かうのであった。

 
 
 

 

 

インド旅の望郷 In アランボール(ゴア)その3へ続く~