天然村ライブ -23ページ目

背中で語る

背中で語れるような男になりたい...。

今年の田んぼ倶楽部の田植えが終了しました。
3月からはじまり、毎週末欠かさず続いた作業も一段落。
大穴の空いた田んぼ修繕作業にはいささか骨を折りました。
まだ涼しすぎる3月の春の風に煽られながら額に汗をし、穴を堀りそしてまた埋めるという途方もない作業。
水をやると田んぼに水面が走る。
この時の「水が止まったぞ!」という感動は、やはり同じ汗をした者同士でないと味わえない共感だ。

なぜ都会から来て田んぼをやるのか?
この質問に対しメンバーが答えるのは、いつもこう。
「そりゃ、作業後のビールでしょ」
ま、それはそう。
確かにそうなのだけれど。
だがしかし、間違いないのはきっと汗したことによる共感と達成感があるからなのだ。
少なくとも僕はそう思っている。

先日当社の会社説明会に参加をし一般職の面接に来られた学生と機会を持ち、お会いした。
残念ながら彼の結果は一時面談で「不合格」であった。
鴨川に縁があることがきっかけだったみたいだが、天然村で働きたいと思う学生とはどんな方なのかに興味があり、無理を言い、東京で面談をすることにした。
とても素直で前向きな人だと思った。
しかし、話をするうちに当社でも不合格となりまた、現在においても悪戦苦闘中の一時面談が続いているという彼の状況をなんととなく自分でも理解ができるところがあった。
恩着せがましくまた、頼まれてもいないのに自分なりのアドバイスなんてものをしてみる。
「必死になって汗をかいてみない」
つまり言いたかったのは、一生懸命になってみないかということだった。
彼にそれが届いたかどうかは分からない。
でも、きっと田んぼを一緒になって泥をかぶり作業を共にする体験が彼にもあれば、その想いは届くのではないかと思った。
この写真は、偶然だがメンバーで二年目の参加をしてくれている紳士の背中である。
楽しさと苦労、そして一生懸命さを物語る男の背中だ。
いつか自分も背中で語れるような男になっていたい。