自主性ってどうやって育むのでしょうか
夏の甲子園
優勝を果たした慶応義塾高校の指導方法が話題になっていますね。
「自主性」
これは、保育の世界で言ったら30年くらい前から言われていて、
保育所保育指針や幼稚園教育要領も改訂され「自主性」や「主体性」
を育むように・・・。
となっています。
私が小学生のころは、テレビゲームもありましたが外でも遊んでいました。
学校から帰ってきたら近所の友達の家に行き「○○ちゃ~ん あ~そ~ぼ~」
と誘うか、児童館に行ったら誰かがいて夕方のチャイムが鳴るまで遊んでいました。
小さい子がいるときのかくれんぼは「○○ちゃんはお豆ね」と、見つかっても鬼にならないルールを作っていました。
その時の状況に応じてみんなでどう遊ぶかを考えていました。
昨日はどろだんごをあそこに隠したから、今日も続きをしようと言ったり、
児童館の大型ブロックで巨大な家を作ったから、明日まで残しておいてくれと先生に交渉したり・・・
アスファルトに字が書ける建築廃材を見つけてきて、家の前の道に大きな迷路や家の間取りを書いて遊ぶのが好きでした。
これって、自主性や主体性だと思うんですよね。
でも、今の時代ってなかなか難しい・・・
公園はボール遊び禁止。道路も危ない。
道路に何か書いたら水で消せと言われる。
どこで遊んでいいか分からない。
何をして遊んでいいか分からない。
友達と遊ぶのに親がLINEで約束する。
今日これして遊んだら?と親が提案する。
指示をしないと動かない。
自分で何をしたらいいのか分からない。
このような子どもたちが社会に出たらどうなると思いますか?
このような子どもたちが大人になった日本ってどう思いますか?
ここで注意です!!!
「自主性」といって「放任」するのは違います。
「主体性」といって「わがまま」にするのは違います。
なんでもかんでも子どものやりたいようにさせるのは
放任であって、わがままな子を育てているのです。
どんな子に育ってほしいですか?
甲子園が盛り上がり、慶応義塾高校の指導方法がテレビでも取り上げられているからこそ、
「自主性」を間違ってとらえてほしくないのです。
自主性や主体性を育むための土台は
アタッチメントです。
赤ちゃんの頃から、アタッチメントをどう形成していくか具体的な方法をお伝えしています。
教室のお知らせは下記の記事をご覧ください。