おもしろくもないたわごと -2ページ目

おもしろくもないたわごと

読むほどの価値もないただの独り言でございましょ

坊や


夢をもって


堂々と生きてゆけ





坊や


人に必要とされる人間になってくれ





坊や


ちゃんと避妊するんだぞ





坊や


ペットボトルのお茶を凍らせて


溶けるのを待てずにチョビチョビ飲んでちゃだめだぜ


最後のほう、うっす~~~~くなっちゃうから





坊や


聞いてるのかい?






坊や


無視するつもりかい?







坊や


そうか、おやすみ



















身近な人が出産したので


僕も未来の息子へ捧げます。


全く予定はありませんけどね。

先日、友人夫妻と寿司屋に行ったときの話。




「銚子丸」と大きく掲げられた看板。

それを見るたびに「あぁ、寿司食いてぇ」とボヤいてしまう。


寿司とは、それほどの魅力に満ちた存在。



友人が入籍したというので、お祝いに寿司でも奢ってあげようと試みた僕は

なんとイケてるメンズ(略してイケテンズ)なのだろうと、自画自賛の嵐、また嵐。


嵐吹く荒野!





そんなことはどうでもよくて、

まぁ店に入ろうとしたとき、入り口に掲げられた広告に目が止まった。


なにやらこの時期はアジがオススメらしい。


すると友人が口を開いた。

「俺、光り物好きなんだよね。むしろ光り物しか食わないわ」


少々大袈裟にもとれる言い草だが、僕とて光り物には目がない。


さらに友人は

「寿司屋で寿司を食うってことはお見合いみたいなもの。職人が握った新鮮な魚を失礼のないように頂く。そこには礼儀というものを忘れてはいけない。俺はそれをいままで育った環境で学んだ。」




ほう、言ってることはわかりにくいが、彼の寿司に対する姿勢が彼なりの正しい判断に基づいていることだけはわかった。

(ちなみに彼は九州生まれの埼玉育ち)



細かいことは抜きにして、僕たちは寿司をいただくことにした。


言葉通り、彼は主に光り物を中心に新鮮な魚を心行くまで堪能したようだった。




お会計を済ませ店を出ようとしたとき、ある驚くべきことに気がついた。


あれほどの能書きをダラダラに滴るほど垂らしていた彼は



寿司を食い終わるまで終始サングラスをしていたのだ。



しかもそれは、かの有名俳優渡哲也を彷彿とさせるほどの黒々としたティアドロップぶり。


気づかなかった僕も僕だが、これにはいささか驚かされた。




「新鮮な魚に失礼のないよう」と語っていたにもかかわらず、食事のときにサングラスをするなんてもってのほか。


さらに「光り物が好き」、いやそれどころか、「光り物しか食わない」とまで豪語していた彼がサングラスをするなんて・・・。













さえぎってんじゃーん!!!











光、感じないじゃーん!!!!







人間、いい加減なことは言わないようにってことですな。

一度カメラを向けると意識せずにはいられないらしい。


平然を装いながらも、それとなく顎を引き、わずかに口角を上げチラチラと様子を伺いつつ、そのときを待っている。


軽快なシャッターが聞こえるや否や、すぐにこちらに向かってきた。


「あら、写真をお撮りになられたの?記念に見てみたいものだわ」


一言だけ残して、また仲間内のもとへ戻っていった。

自分を写したものが自分の納得のいくものかどうか、その目で確かめなければ気が済まないのだろう。


綺麗でいたいと願う女性特有のプライドなのだろうが、そのプライドが人一倍強い。


沙羅はそういう女だ。



結婚式の二次会も終盤に差し掛かり、全体の雰囲気も少し落ち着いたように見える。

酔いつぶれて椅子にうな垂れている者もいる。


200人ほど集まった会場だが、気づけば半分程度の人数になっていた。


時計は午後9時を過ぎていた。





つづく