お米屋さんに聞いた炊飯の科学 | おもしろがりじょーず

おもしろがりじょーず

せっかく生まれてきたこの限りある命。生きることを楽しみたいですよね!何気ない日常のできごとを面白がるようにしたら、人生がもっと楽しくなるにちがいありません。おもしろがり人間の輪を一緒に広げませんか?

今日はお米屋さんに
お米を買いに行ってきました。

玄米を七分つきに
精米してもらいました。

以前新米を買った時に
鍋で炊いたのですが、
水っぽくなってしまったので
新米だと水の量を減らした方が良いですか?と尋ねたところ、

多少はお米の種類によって違うけれど
原則は同じというお返事。

新米は水分が多いと聞いたのに、どういうことでしょうか。

お米屋さんの
ご主人の説明によると、
2時間米に給水させたあと、
ざるで水を切り、
重量を計ります。
その重さの
90%の水の量を入れて
炊飯するといいらしいです。

でもそれは炊飯器で炊くよりも
手間がかかるなあと
呟くと、

炊飯器は全て
計算されているので、
付属のカップで
米をすり切りで計り、
水も炊飯器の規定の目盛りで
入れれば良いとのこと。

炊飯器は火加減も
プログラムされているので
素人でも
美味しく炊けるのだそう。

例えば炊飯の時間は
米の量に関わらず、
沸騰するまでの時間が
10分だと美味しく炊ける
のです。

しかも給水なしでも美味しいのは、米の量に応じて温度を上昇させ、
50度くらいまで
お湯の温度が上がったら
その温度をしばらくキープして
そこで米に水を吸収させ、
再び温度を上昇させて炊き上げる作戦をとっているとか。
やるじゃん!炊飯器!

鍋で炊く場合
米の量が多ければ、
火を強めにし、
少なければ弱火でじっくり。

ガス火だと1700°Cくらいなので、土鍋でもいいけど、
(多くても土鍋なら5合まで)
焚き火で大量に炊く場合、800°Cくらいまでしか上がらないので熱伝導の良い金属の鍋でないとうまく炊けないのだそうです。それか、焚き火で土鍋なら少しの量なら大丈夫とのこと。


つまり、熱源&鍋&米の量の3つの組み合わせが絶妙だと美味しく炊けるということ。

炊飯を研究している
お米屋さんのご主人の話が面白くて聞き入ってしまいました。


焚き火では羽釜で炊くのが最高らしいのですが、
薪の太さや薪の並べ方も
10分間で全体が満遍なく
沸騰するように
気をつかうらしいです。

羽釜で炊いたご飯は
炊飯器と比べ物にならないほど
美味しいそうです。

一度食べてみたいなあと
ご主人の話を聞きながら思いました。

まあでもお米屋さんも
普段は15000円くらいの
炊飯器で炊いてるけど、
十分美味しいと
おっしゃってましたので、
結局炊飯器で指示通りに炊けば良いという結論になりました。

いつもいろいろと
教えてくださるので
またお米を買いに行く時に
お米のことや炊飯のことを
ご主人に教えていただくのが
とても楽しみです。