※これは2020年2月、

2年前の旅行記です。


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フィンランドはロバニエミに

2泊3日でやってきた私たち。

今日が最後の夜である。



サンタクロースには会えたが、

1泊目にオーロラと邂逅できず

未練タラタラの我々は、


ホテルのフロントへ

「オーロラ警報(Northern Lights Alarm)」を依頼した。



これは、

「もしオーロラが現れたら、

深夜でもお知らせしますよ」

というサービス。


宿泊したホテルは、

ホテルからオーロラが観られるというのが

ウリのひとつだったため、

このようなサービスがあるのだ。



ホテルのロビー


 


 

オーロラが現れることを期待しつつ、

私と子どもたちは

お風呂とサウナをすませ、

22時前にベッドに入って

ウトウトし始めた。



一方、サウナ大好きオットは、

その時間も

部屋のサウナに

1人で入り続けていた。




するとその時突然、

部屋のテレビが勝手につき、

大音量で音楽が鳴り始めた。


 

寝かけていた私と子どもたちは

突然のことにパニック。

オットもサウナから飛び出してきた。



 

なんと!

オーロラ警報である。



 

急いで服を着て(オット)、

パジャマの上にスキーウェアを羽織り(母子)、

ホテルのテラスへ飛び出していくと、

すでに多くの人が集まって、

遠方の空を見つめている。

我々も負けじと並ぶ。

 



んー…

 

 


(10分経過)

 

 

 

なんも見えへん…

 

 

 (真の暗闇アゲイン)

 



10分待っても、

うんともすんとも見える気配がなく、

みな、我慢強く戸外で待ち続けていたが、

こらえしょうのない私たちは

早々に諦めて退散。

 

 

時間はもう23時前になっており、

眠い眠い、さあ寝よう(母子)

もう一回サウナ入るわ(オット)←

となって、

また静かな時間が訪れた。

 

 

 



そしてその30分後。

今度は、

ビーーーーーーーーーーーーーーー

 

と、耳をつんざくような警報音が

部屋中に鳴り響き、

また、

飛び起きる母子、

サウナから飛び出てくるオット。

 

 

こ、これは、

超特大オーロラ警報か?!と

慌ててさっきの一連の流れをリピートしたが、

どうも様子が違う。


テレビはついていないし、

あまりにもうるさすぎる。

(至近距離の会話ができないレベル)


子どもたちはその轟音に、

恐怖で泣き顔になり始めた。

 

 

超高速で服を着たオットが

廊下に出てみると、

廊下も同じように

耳をつんざく轟音が鳴り響いているではないか。

 

 

あれ、

どうやらこれ、

本気の警報、

火災報知器が鳴っている!!!!!

 

 

え、火事?!

どうしよう、逃げないと…?!

困惑しつつ

廊下に立ちすくんでいたら、


ホテルスタッフが

すたすたロビーからやってきて、


 

Don't Panic !

No Fire !

 

と私たちを制した。

 


どうもスタッフにもよく分からないらしいが、

(え)

何か誤作動で警報が鳴っているらしい。


とにかく火は出ていないから

安心しろと繰り返す。



 

まあ、それならよかったと

ひとまず安堵したものの、

しかし、いつやむの、この警報。

これが止まない限り、

うるさすぎて寝るどころではない。


 

ロビーに行ったらマシかと思ったが、

どこも同じレベルの轟音である。

 

まいったなあ、どうしようと

ウロウロしていたら、

20分ほどでようやく警報が止んだ。


 

ああ、これでやっと寝られる…

すでに時間は0時頃になっていた。


 

オットもようやくサウナに入らず

寝るらしい。(そらな)


 

 

その後は、結局オーロラ警報も出ず、

静かな朝を迎え、 

モスクワへの帰路に着いたのでした。



 

最後はオーロラではなく

警報に振り回された夜になったが、

そのハプニングも含め、

とても楽しい旅でした。



これにてロバニエミ旅、FINですが、

二年後の今も観られていない、オーロラ。

いつか観られるといいな…


 

お土産の一部。

トナカイのツノのすべすべした手触りが、

ものすごく好きです



ホテルで、暇な時間に見ていた

大好きなミスタービーン。

このあと子どもたちがはまってしまい、

一時期よく見てました。


ロバニエミ空港のカフェのシャンデリア。

ツノー!!!