先日、(といってもかなり前だが)

天気のいい休日に、

息子の友達のダーチャへ

遊びに行かせてもらった。

 

 

※ダーチャとは…

スプートニク日本の記事より)

「ダーチャ」は、ロシア人の生活と文化に

欠かせないものです。

ダーチャとは、郊外にある別荘のことで、

街に暮らす人々が都会の喧騒から逃れ、

休息し、新鮮な空気を吸ったり、

たくさんの仲間たちが集ったり、

お祝い事を催したりする場所です。

多くの人々は、別荘地に夏や冬に休息するための家を所有し、この場所を基本的に夏季の家庭野菜や果物づくりに利用する人もいます。

 

 

 

 

友人家族のダーチャは、

モスクワ中心部から車で1時間ほどの

距離のところにあった。




道中、のどかな風景が広がる





 

 

まだ、ダーチャの家屋と庭のすべてが

出来上がってはいないため、

友人家族は、

毎週末、ダーチャへ行っては、

少しずつ、完成させていっているらしい。



施工途中の階段





 

ちなみにロシア人は、

ほぼ何でも自分たちでやってしまう。

壁を塗る、とかだけじゃなく、

ドアや便器の設置から、

電気関係や水回りまで、

だいたいできるらしい。

すごい。

 

 




友人家族のダーチャから

少し歩くと、

湖があって、

とても美しい眺めだった。

ここでは、カモノハシが見れたり

するらしい。











友人が振る舞ってくれた

手作りのパイやピザも、

庭で焼いてくれたシャシリクも、

美味しすぎて、

本当に幸せであった。









シャシリクを焼くために

ご主人が薪を割ってくれたのだが

私は人生で初めて薪割りを見た。


息子もやらせてもらった。

上手に割るのは難しい!





広い庭には、

シロツメクサではなく

アカツメクサが咲いていた。

アカツメクサという花があることを

私は初めて知った。




お土産に摘ませてもらった



ちなみに庭には

バーニャ(ロシア式サウナ)も

設置する予定らしい。

完成したら、ぜひ入らせてもらいたい。







楽しい滞在はあっという間で、

夕方頃においとましたのだが、


行きは1時間で行けた道のりが

帰りは2時間半かかった。


ダーチャ渋滞のためである。


モスクワに住むロシア人は、

週末にこのダーチャへ行く人が多いため、

日曜の夜はこの

「ダーチャ渋滞」が起こる。

 

郊外からモスクワへ帰る道が、

鬼混みするのである。

通常の3倍くらい時間がかかる。




しかし、

このダーチャが本当に楽しかったので、

毎週、はるばるダーチャに行く

ロシア人の気持ちが

分かる気がした。



週末に、

自然の多い、非日常の場所へ行くことは

すごく安らぐ。



友人が帰り際に入れてくれた

水筒のコーヒーを飲みつつ、

このコロナ禍では

余計にそうなのかもなと思いながら

モスクワへ戻った、

幸せな佳き日でした。





ちなみに友人宅で

私はロシアに来て2年も経って

初めてウォッカを飲みました。

喉が焼けるかと思いました…。