昨日は、

息子、娘、ついでに私も習っている
ピアノの発表会であった。
 
 
会場は、
ゴーゴリの家博物館!
 
これまで訪れたことがなかったのだが
いつか行きたいと思っていた。
そんなところで発表会ができるなんてと、
場所を聞いた時は大変興奮した。
 
 
 
 
 
ここは、ウクライナ人作家のゴーゴリが、
晩年の4年間を過ごした邸宅らしい。
 
 
 
 
素敵な邸宅…
発表会前であることを忘れて
しばしうっとり。
 
 
 
 
 
 
 
ゴーゴリさん、ひょっこりはんかと思ったわ

 
 
 
 
ここのホールに置かれているピアノ!
素敵な眺めである。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、発表会には、
恥ずかしながら私も出演した。
 
子供に混じって、
上手くもない大人がのこのこと恥ずかしいが、
ピアニストであるロシア人の先生に、
発表会、私はいいです…と言うと、
いつも返答は
Why not?
である。
 
 
いやあ…
なんであかんのかって言われるとなあ…
 
出ない理由を英語で答えられず、
ロシア語ではもっと答えられず、
出ることになってしまい、
 
記憶力がどんどん衰える脳と、
言うことを聞かない指に半泣きになりながら
練習していた私である。
 
 
 
 
さて当日の出来はというと、
娘、息子はそこそこ実力を出し切れた、
が、
自分に関しては…
 
ここだけはというパートをミスり
後悔しきり。
 
だが、まあ、大事故には至らず
なんとか乗りきった。
 
こんな素敵な場所で
発表会をさせてもらえたことに感謝である。
 
しかも私にいたっては、
こんな大人になってから、
発表会に出ることがあるとは
思ってもみなかった。
最初は嫌々であったが、
得難い経験をさせてもらった。
 
 
 
 
 
しかし、
大変残念なことに、
私たちにとって、
これが最後のコンサートになってしまった。
 
というのも、
ロシア人ピアニストである
私たちの先生が、
台湾の教育大学の音楽の特別教授として
招かれることになり、
ロシアを去ることになってしまったからである。
 
 
この知らせを聞いたとき、
私は本当にショックで泣いた。
 
 
それくらい、
先生から教えてもらうピアノは楽しく、
私のモスクワ生活において、
かなり大きな部分を占めていた。
モスクワに来てよかったことの大きなひとつが、
先生にピアノを習えたことだった。
20年ぶりにまた習ったピアノだったが、
前よりもずっと楽しく、
音楽の喜びを改めて知ることができた。
 
 
息子も娘も、
ピアノを続けたいと言っているので
新しい先生を探そうとは思っているが、
私は、もう他の先生に
習うことはないかもしれないなと思っている。
 
 
そんなわけで、
発表会が終わってホッとはしたが、
悲しくて仕方がない。
しばらくポッカリと穴が空いた日々になりそうです…
 
 
 
 
発表会でいただいたお花たち。癒されます。


 
 
 
こちらは当日、ゴーゴリの博物館から、
出演者にいただいた本のプレゼント。ありがたい。
色んなゴーゴリさんが載っていて面白い。




 
 
 
ゴーゴリの作品。
持っているのに、まだ読んでいない。
読んだらまた博物館に行ってみようかな。
 
 
 

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