ロシアはモスクワから

UAEはドバイへ旅に出た私たち家族ですが、
先日、モスクワに帰ってきました。
 
が、まだもう少し
ドバイ滞在について書きたいと思います。
 
 
※※※
 
 
ロシアの国有航空会社である
アエロフロートに
ドバイ直行便があることでも分かるが、
ロシア人は結構ドバイに遊びに行くようだ。
説明用の看板に書かれた言語からもそれが感じられる。
 
 
観光地の看板。
上から、アラビア語、英語、ロシア語、中国語

 
 
 
ホテルの看板。
上からアラビア語、英語、ドイツ語、ロシア語

 
 
 
ただ、ドバイにいて、ロシア人を判別できるかというと
見た目では全くわからない。
同じ白人でも、
ロシア人なのか、ドイツ人なのか、フランスなのかアメリカなのか…
さっぱりである。
 
そら向こうからしても、
東アジア人の区別(日本人か中国人か韓国人か)なんてつかへんやろなと思う。
私たちはお互いをなんとなく区別できるように、
白人同士であれば、なんとなくどこの国の人なのか分かるんだろうか。
 
 
 
けれど、話しているのを聞くと、当たり前だがロシア人だとわかる。
ちょくちょく色んな場所で、
マリンキ(小さい)とかニズナーユ(知らない)とか、
ロシア語を話す声が聞こえてくるのである。
ホテルのエレベーターで、砂浜で、遊園地で。
(ホテルで出会ったのはすごく背の高い金髪美人だった!)
 
 
ロシア語が聞こえると、
なんだか親近感を感じて嬉しくなり、
無駄にズドラストビーチェ(こんにちは)などと挨拶をする
オットと私であった。
 
 
滞在していたホテルでは、
滞在客以外に
ホテルスタッフにもロシア人がいて、
私たちがモスクワに住んでいると聞いて驚き、
オットと話が盛り上がっていた。
 
 
またある時は、
ホテルの朝食ビュッフェの席で、
となりの席の白人女性たちに
どこから来たん?と英語で話しかけられた。
日本やけど、今はロシアに住んでると答えると、
彼女たちはとても驚いて、
私たちはカザフスタンから来たのよと言う。
ロシア語は話せるの?と聞かれ、
ちょっとだけ、と言ってオットと私がカタコトのロシア語を話すと、彼女たちは喜んだ。
 
 
 
それを聞いていた息子(8)と
オット&私の会話。
 
 
「何を話してたの?」
 
「お隣さんがね、カザフスタンから来た人たちなんやって。」
 
「カザフスタンてどこ?」
 
「ロシアの近く。ロシアもカザフスタンも、もともとはソ連っていう、同じ連邦に属してたんだよ。」
 
ソ連?日本も入ってたん?連邦ってなに?」
 
いや、日本は入ってへん。
今いるドバイも、アラブ首長国連邦っていう連邦に属してるんやで。
連邦っていうのは、たくさんの国が集まってできている国のこと。」
 
 
こういう話をするとき、
自分の世界史(日本史含む)の無知さに苦しむ。
 
 
ちなみにアラブ首長国連邦は、成立したのが1971年である。
もともとはイスラム帝国とか、オスマントルコとかの支配地域…
ソ連が崩壊したのは、1991年。
どっちもついこないだ感。
 
いま滞在しているドバイも、
住んでいるロシアも、
この、お隣の人たちが住んでいるカザフスタンも、
この数十年で、国のかたちが変わるという過渡期にあるんだなと感じた。
 
 
世界は広い。
子どもたちも、日本を離れた海外生活で
それを感じてくれたらいいなと思う。

子どもたちにちゃんと世界史を語れるように
私も勉強したいと思います。


 
 
それにしてもホテルの朝食ブッフェがこれまで食べたどの朝食より美味しかった。毎日この朝食を食べられたらどんなに至福だろうか。
今回の旅で一番美味しかったのは朝食です。←







 
 
 
 
 
 
 
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村