モデルガンとは? - その特徴と規制の歴史 - 

 

銃型のおもちゃは男子なら一度は憧れるおもちゃです。

おもちゃといっても本物と見紛うものもあり、それはモデルガンと呼ばれています。

本物の銃と同じくらい多くの種類があるモデルガン。一体どんな物なのか詳しくみてみましょう。

 

 

 

■モデルガンとは?

当然ですが、実弾を発射することはできません。

 

代わりにプラスチック製のBB(Ball Bullet)弾が発射できる…と思われるかもしれませんが、厳密にはBB弾発射機能を持つガンはエアガン(エアソフトガン)というもので、モデルガンとは別物です。

 

一般的には混同されることもあるため、紛らわしいですね。

エアガンは市販のものはほぼ法律の規制はありませんが、モデルガンについては銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)で厳しい制限があるため、所持する際は注意が必要です。

「金属でできており拳銃に著しく形が似たもの」は銃口を完全に塞いだり全体を白や黄色(金色)で塗装したものでなければ、模造拳銃として所持するのは禁止とされています。

そのほかに構造についても細かい制限があるため、購入時には注意する必要があります。

 

 

■モデルガン規制の歴史

モデルガンを所持している場合、あるいはこれから購入しようとしているなら、モデルガン規制について知っておくべきでしょう。さもなければ、知らずしらずのうちに違法所持していたなどのトラブルに見舞われる可能性もあるのです。

モデルガン規制で代表的なものは「46年規制」と「52年規制」になります。

 

46年規制

この頃リアルなモデルガンが続々と作られ始め、それを利用したハイジャック、恐喝、強盗などの犯罪が頻繁に起こりました

 

その対策として、モデルガン購入の際の身元確認や識別用のマークを付けるなどが行われましたが、それでも事件は起こったため、1971年(昭和46年)に一目でモデルガンとわかるように、先述した金属製のモデルガンは銃口を完全に閉塞しグリップ以外の全体を、白色か黄色(金色)で着色しなければならないという規制がかかるようになりました。

なお、規制以前に所有していたものは所有者自身で上記のような規制に合ったものに変更する必要があり、それに従わない場合は違法所持となります。
 

52年規制

モデルガンに関する犯罪で問題となっていたのは、恐喝や強盗だけではなく、暴力団による改造拳銃の所持でした。これらの改造拳銃はモデルガンをベースに弾丸を発射できるように改造したもので、年々その数は増えていきました。

 

日本モデルガン製造協同組合は、改造防止構造の規格を定め、検査に合格したものだけに「smマーク」を付けて販売しましたが、それでも成果は得られなかったため、1977年(昭和52年)に構造に関する新たな規制が加わりました。金属の硬度、銃身の基部にインサートを鋳込む、回転弾倉前部にインサートを鋳込むなど、細かい規制で、それに合格したものはSMGマークが付けられています。

 

これらの規制により、基本的に違法モデルガンが出回ることはほとんど無くなりましたが、規制前のモデルガンで対策されてないものがインターネットオークションや個人取引などで出回る可能性もありますので、しっかり法律を理解したうえでモデルガンのコレクションを楽しむ必要があります。

 

 

■モデルガンの特徴

 

次にモデルガンの構造や材質など、特徴について簡単に紹介します。

構造と種類
モデルガンは出来るだけ実銃に似せて作られていますので、構造もほぼ同じになっています。分解することで、実銃の構造を学ぶという楽しみ方もできますが、法律に違反しないように構造が変更されていることもあります。

また法律により実弾の発射はできませんが、薬莢に似せて作られたカートリッジに火薬を装填して発砲音を出すことができる「発火式」モデルがあります。

これらのモデルには排莢(ブローバック)や装弾をオートマチックでできるものもあり、本物さながらの構造となっています。そのため映画の小道具として使われることも多々あります。反対に火薬が使用できず、アクションだけを楽しむ「ダミーカート式」のモデルもあります。

 

 

 

材質

先述のとおり、金属製のものは白色や黄色(金色)に塗装しなければ違法となります。ですが、金色はともかく白色のモデルガンだとなんとも残念な見た目になってしまうため、現在ではHW樹脂やABS樹脂などの樹脂製のモデルガンが多くなっています。これだと銀色や黒色が使用できるため、見た目が本物に近づくんですね。

価格

モデルガンの価格としては2〜3万円ほどのものが多くなっています。また火薬ですが、7mmのキャップ火薬が100発で1000円以下ほどですので、発火式のモデルガンを楽しむ場合でも比較的リーズナブルといえるでしょう。

メンテナンスについて

火薬を用いる発火式のモデルガンは、メンテナンスが必要になることがあります。発火の際の煤を放置しておくと汚れが取れなくなるため、カートリッジの洗浄やバレルの手入れなどは定期的に行わなければなりません。ですがこのあたりは実銃と同じですので、それも楽しみの一つともいえますね。

 

 

■手放す時はどうすれば?

大切にしてきた高価なモデルガンコレクション。

適当に捨てたり、モデルガン知識の浅い方に譲ってしまうと、トラブルの原因にならないとも言えません。

法規制があり、使用状態によって買取額が変わる、大変繊細なコレクターズホビーのモデルガン。モデルガンを売るときは専門店に任せるのが一番です。

 

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■まとめ

モデルガンの銃刀法での制限は、何かの事件が起こるたびに厳しくなっていくことが多いです。あまり厳しくなっていくと所持自体が違法とされる可能性もあります。

そうならないためにも、一人一人がルールとマナーを守ることが大切なのですね。