山の日 崩れていく命の周辺 | 線香と数珠のお店 おもいや

8月11日は山の日です。
なんといっても日本は山地の割合が丘陵地と合わせると70%にもなりますから、山を大切にしないわけにはいきません。

丘陵地というのは、山より小さく、台地より大きく標高300メートル以下の緩やかな斜面と谷がある起伏地といった感じです。

北海道稚内市の宗谷丘陵

⇒稚内観光情報

森林も国土の7割に達し、世界で見てもフィンランド、スウェーデンに続いての高い割合です。
山が多く、森林に恵まれた国土、なんだか中学の教科書に出てきそうな言葉です。


⇒国土技術研究センター

国連が制定した山の日もあります。12月11日です。

⇒The Mountain Research Initiati

日本では山の日を「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」とされていますが、国際山の日の観点は少し違っています。

世界で山岳地帯に住む人々は10億人と言われています。
しかし、山は気候変動、氷河の加速度的な溶解、自然災害などに政治的、経済的な要因が加わりそこに住む人々の生活が脅かされてきている現状があります。
山はこうした人々の生活だけでなく、災害のリスクや食料、生態系にもとても重要なものでそのことを認識するために山の日を制定した理由があります。
今年のテーマは「山岳生態系の回復」
世界的な気候変動や人による開発で山岳における生態系が崩れつつあるようです。

 

個別の生き物の環境が悪化し、生き物同士の関係が崩れていく。

人間は生き物を糧として生きていることを忘れがちです。

長い長い歴史の上に成り立ってきた生態系が崩れていくことは、人間にとっても苦難を予想させます。

時々なんだかわからい不安が押し寄せてくることがあります。