江別煉瓦全集 11.湯川公園のサイロ | 思い立ったが吉日! -北海道212市町村カントリーサインの旅-

江別煉瓦全集 11.湯川公園のサイロ

明日、久々にあの企画始動です。

 

思吉登山部!

 

 

 

どこに登るかはまだ秘密にしておきます。

 

電波が通じる限りは中継いたしますのでお暇な方はご覧ください。

 

少なくとも登山口は電波が3本立ってる見込みです。

 

多分。

 

 

 

 

 

 

さて、函館の記事では煉瓦の積み方オンパレードでした。

 

しかし!

 

まだ1度も紹介していない積み方があります。

 

これさえ紹介すれば出揃います。

 

どうぞ!

 

 

 

 

 

 

11.湯川公園のサイロ

  

 

 


湯川公園のサイロ

 

 

湯川公園は野幌グリーンモールの終点にあり、花見の名所です。

 

野幌グリーンモールについてはそのうち特集致します。

 

全編煉瓦ですから。
 

 

 

元々は、屯田兵の湯川さんちのお庭。

 

湯川さんが江別市に寄贈した公園です。

 

そんな公園の片隅にぽつりとサイロが建っています。

  

 

 

サイロといえば煉瓦。

 

煉瓦といえばサイロ。

 

そんなサイロには独特の積み方があるのです。

 

 

 

 

 

 

 


湯川公園のサイロ

 

 

上半分は長手積み。

 

これは普通ですね。

 

 

 

 

 


湯川公園のサイロ

 

 

問題は下半分。

 

これはフランス積みではないんですよ。

 

煉瓦のサイズに違和感があるでしょ?

 

中段の3列だけイギリス積みなのは、とりあえず見なかったことにしておきましょうね。

 

 

 

 

 

 


小端空間積み

 

 

こういうことになってます。

 

 

なんと!
 

煉瓦を立てて、平の面を表に見せているのです。

 

 

煉瓦を立てた状態でフランス積み風に並べると、外側の面と内側の面の間に隙間が出来ます。

 

グレーに塗ってある部分ですよ。

 

煉瓦の寸法は210×100×60なので、理論上90幅の隙間が出来ますね。

 

210-(60×2)=90です。

 

よくわかんなかったら、ティッシュボックスを積んでみてくださいね。

 

 

 

 

この積み方は小端空間積み(コバクウカンヅミ)と言いまして、野幌の煉瓦職人が考案した積み方です。

 

この積み方には他には無いメリットがあります。

 

断熱性能に優れているのです。

 

 

煉瓦の壁体の間に空気層がありますからね。

 

壁の間に空気を挟むのは断熱の基本。

 

熱伝導率の違う物質を干渉したら熱の伝わりが鈍くなりますね。

 

あ、難しいね。

 

建築環境工学か。

 

詳しく知りたい方は道工大の学長にでも訊いて下さい。

 

多分北海道で1番詳しいですから。

 

 

 

 

 

とかく、小端空間積みは野幌から急速に全国に広がりまして、野幌圏はおろか根室まで到達しております。

 

根室の代表的煉瓦構造物、明治公園のサイロは小端空間積み。

 

Googleで“小端空間積み”を検索すると野幌を差し置いて2番目にHITします。

 

ちなみに3番目は思吉でした。

 

 

 

小端空間積みはサイロに多い積み方ですが、倉庫や住宅なのにもよく見かけます。

 

西岡の水源地通りの喫茶店とか石狩街道のサイロとか。

 

 

 

小端空間積みは煉瓦の積み方の中でも異質で、パッと見違和感があるので見つけたら楽しいですよ。

 

探してみてください。

 

そこそこレアなので見つけたら教えて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

11.湯川公園のサイロ

 

  住所:江別市野幌寿町

 

  竣工:不明ですが古いです 

 

  積み方:小端空間積み、長手積み、一部イギリス積み、てっぺん飾り積み

  

  見学:夜は真っ暗です。

 

 

http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&msa=0&msid=109248978548461830077.000461ddc69e7c8a8ba59&ll=43.100192,141.515005&spn=0.002221,0.005665&z=18