今週末、我が家に

ブルネイ人とマレーシア人の青年2名がホームステイしました。


彼らは、「東南アジア青年の船」プログラム参加者。

→プログラムについてはこちら


私は今回のホームステイ受入れで

初めてこのプログラムの存在を知ったのですが、

私が生まれた頃から、もう35年も続いている取り組みだそうです。


アジア11カ国の青年340人が、2ヶ月間の間、

船で各国を訪問して歩くという内容・・・とっても素敵ですね。

参加する若者達の瞳が輝いていて、見ていて、嬉しくなりました。


うちのタイキも将来、ぜひ参加してもらいたいです。



さて、箇条書きで恐縮ですが

今回のホームステイ受入れの体験を書きたいと思います。



●まずは、対面式&歓迎会。



2010年10月29日(金)18時~、国際ホテルにて。

私たちも青年も、緊張の一瞬です。


タイキは今までの対面式と違って、私の後ろに隠れることなく、

ちゃんとご挨拶ができました。


彼らは素敵な民族衣装を着ていました。



8mmフィルム工房 社長日記-サブリとムイズ

右がマレーシア人のムイズ、

左(タイキを抱っこしている方)がブルネイ人のサブリ。


タイキはちょっと早いんですけれど、ハロウィンの扮装。

ブルネイとマレーシアの旗を作っていって、歓迎の気持ちを

あらわしました。




●マレーシア人のムイズ(27歳)


8mmフィルム工房 社長日記-ムイズ

ITコンサルタントをしているムイズ。


彼は知的好奇心が旺盛でアグレッシブな青年。


例えば・・・

ユニクロでは→グラミン銀行との提携 をPRするパンフに注目。

五稜郭の箱館奉行所では→釘を使わない工法の説明パネルに夢中に。

私の会社では→障害者雇用のことについて興味深々。


日本人の生活や仕事、日本政府の政策について等、

彼の質問は多岐にわたっていて、答えられないことも多数(;^_^A


マレーシアの今後10年間の成長戦略について

熱く語る彼の姿には、うらやましさを感じました。

(こんな元気な青年がいる国って素敵!)


「今回が僕にとって初めての日本訪問だけど、

 これから二度目、三度目と続いていくはず。

 僕は海外で働いてみたい。

 起業して自分の会社を持ちたい。」


きっと彼なら成し遂げるだろうなと思いました。


彼のような、勢いのある青年と話ができるのが

ホームステイ受入れの大きな魅力です。

「日本を理解したい」という彼の姿勢も嬉しかった♪


※ちなみに写真は、回転寿司店にて、ワサビを持つムイズ。

 ワサビを「平気だよ~」なんて食べてみたら、思いのほか

 刺激だったらしく・・・涙する姿に、みんなで大笑い。

 うちの旦那さんがすかさず「Welcome to Japan!」と言って

 また皆で大笑い。

 その直後の、記念写真です。

 (帰りがけに寄ったスーパーで、ワサビを記念に買ってました。笑)




●ブルネイ人のサブリジェーン(29歳)


8mmフィルム工房 社長日記-サブリ

明るくて社交的、タイキとよく遊んでくれたサブリジェーン。


彼はどこにいっても自分から、積極的に挨拶。

日本語で・・・

「コンニチハ!

 ゴハンヲタベマシタカ!? 

 ワタシハ サブリジェーンデス。

 ブルネイジンデス。

 ブルネイハ シンガポールノ チカクデス。」

(何故、こんにちはの後に「ご飯を食べましたか?」なのか・・・。

 彼の国では、そう聞くのが挨拶なのかなあ。

 理由を聞き忘れちゃいました。)


私にとって彼は、人生で初めて会ったブルネイ人。


私が知ってるのは「石油が採れて、税金がない国。」という

ことくらい・・・(ゴメンナサイ!)


今回、彼の話で幾つかのことを学びました。


・とてもストイックな国。

 (国民のほとんどがイスラム教徒で、アルコールはダメ。

  それから、ゴミを捨てると捕まるそう。シンガポールみたいですね。)

・国民は、マレー語と英語を話す。

・人口が少なく産業がないため、工業製品のほとんどは輸入品だそう。

・スターバックスがない。(ちょうど函館に出来たスターバックスを見て。)

・シンガポールやマレーシアには頻繁に行くそう。

・ブルネイの人口は40万人。函館が30万人なので、ほぼ同じ。

 「街の感じも似てる」と。

 マレーシア人のムイズは、首都であるクアラルンプール近郊都市に

 住んでいるため、「函館の若い人はどこで遊ぶの?あんまり遊ぶ

 場所がないみたい」と言ったけれど

 サブリは「僕から見たら、函館の街には十分、遊ぶところがあるなあ」と。


彼が何の仕事をしているのか?は

何故か最後まで、答えてくれませんでした。

(国際交流協会からの紹介リストには「無職」と書いてありました。)


でも、無職・・・なわりには、全く困っていない感じ。

育ちの良さからくる明るさ、品の良さがありました。

ノートPCを持参していて、我が家のネットの無線ルーターを見て

さっと接続する姿は、実に手際が良かった。


「お兄さんは一年、日本に住んでたんだよ」なんて話もあったので、

旦那さんと「もしかして彼は王族なのかなあ?」と推測・・・笑。



そうそう、函館滞在中に

彼にとっての「人生初体験」がありました。


それは、「お風呂で湯船につかる」こと。


彼の家にはシャワーしかないそうです。

(熱い国って、あまり湯船にはいる習慣がないんですよね。)



サブリジェーンの人生初・お風呂は、湯の川温泉。

露天風呂がとっても気持ちよかったらしく、

「ここは天国!?」と何度も繰り返し言ってたそうです。

気に入ってもらえて、よかった♪



ナイフとフォーク食事のこと。


さて、数日前のブログにも書いた、食事のこと。


彼らはイスラム教徒なので、制限があります。


結果的には、二人ともあまり厳しい食事制限ではなくて良かった。


サブリは豚肉がNGなだけで、牛肉や鶏肉はOK。

ムイズは肉がNGだったけど、加工品の中身までうるさく言う

レベルではなかった。

そして二人とも魚がOKで、日本食にも積極的にトライ。


おかげさまで、私にとっては楽な食事作りでした。



【一日目の朝食メニュー】

パン(バゲットと、くるみとレーズンの田舎パン)

ゆで卵

かぼちゃスープ

野菜サラダ

フライドポテト

フルーツ(パイン、キウイ)

オレンジジュース


【一日目の昼食メニュー】

トマトソース&魚介のスパゲティ

リンゴ


【一日目の夕食】

グルメ回転寿司「函太郎」にて、寿司


【二日目の朝食】※彼らの希望で日本食

ごはん

イカの味噌いため

サンマのみりん干し

ほうれん草と卵の炒め物

さつまいもの天ぷら

イクラ

味噌汁(かぶ・あつあげ)

漬物




車案内した場所


◆函館朝市(イカ釣堀体験&散策)


◆立待岬(津軽海峡を一望!)


◆五稜郭タワー(日本のペンタゴンだ!と大盛り上がり)

 

◆箱館奉行所(歴史や建物の構造に興味深々)


◆香雪園(紅葉を楽しみました)


◆スーパーマーケット

 (お土産に割り箸を買ってました。

 外国のスーパーって面白いですよね。)




ニコニコホームスティ受入れの楽しみ、喜び。


タイキが生まれてから、ホームステイ受入れは5回目。


8mmフィルム工房 社長日記-タイキとおにいちゃん

今までのホームスティ受入れと違って、今回は、

タイキがホストとしての役割を担ってくれました。


彼らを楽しませようと、ダンスをしたり、

ボディランゲージで説明をしたり、行き先を案内したり。


ちょうど今年から保育園での英語教室が始まっていて、

ほんの少しですが英語で話すこともできました。


彼の成長ぶりを実感できて、嬉しかったです。




8mmフィルム工房 社長日記-頼りになる旦那さん

今回のホームスティ受入れでは、

旦那さんを改めて尊敬しました。


彼は英語が上手だし、外国人とのコミュニケーションも上手。


留学経験や、外資系企業の勤務経験があるから、

ちょっとした会話もウィットに飛んでいて、外国人にウケる。

彼らを喜ばせる会話を心得てるんですよね。


ムイズの難しい質問は、英語というよりも

日本の政治や経済が分かってないと答えられないものが

多かったけど、彼は適切に答えてた。(私は・・・無言に(^_^;)


彼と結婚したおかげで、ホームスティ受入れができるのだなあ、と

改めて感謝です。




私の実家にとって

ホームスティ受入れは、家族が力を合わせて取り組む

家族行事でした。


結婚した後も、同じように受入れができること、

本当に嬉しいです。




これからもホームステイは積極的に受入れをしたいです。


また、できることなら

自分の仕事を、何らか、外国との関わりがある分野に

広げていきたいと思っています。




8mmフィルム工房 社長日記-2010.10.30