ジェンガ | ”あなたの思い出まもり隊” の日々。

”あなたの思い出まもり隊” の日々。

あなたの思い出まもり隊は、東日本大震災で被災された方の「思い出」である「写真」を復元するプロジェクトです。
「被災地へいけなくても何かしたい」という学生ボランティアの想いから誕生しました。
ここでは日々の活動の様子などを綴っていきたいと思います。

「ジェンガ」・・・直方体を崩さないように引き抜いて積み上げていく遊び。
みなさんは遊んだ経験はありますか?

引き抜いて積み上げはしませんが、
まもり隊の部屋には「ジェンガもどき」があります。




お写真の印刷等に使用したインクジェットです。
最近ではこの“使用済みインクジェット箱”に置くときは
崩れないように、そろ~と置いていました。

そろそろ限界を感じ、回収先を考えていました。
カートリッジはベルマークの対象商品だそうです。
自宅近くの小学校に持っていこうと思います。
いきなりこの数(約100個)のカートリッジを持っていく保護者はいないだろうなぁ。

カートリッジの点数は5点。5点×100=500円相当 らしいです。思ったより安価?!
結構、重いです。運搬手間賃・・・500円。
うぅぅぅ~ん・・・・あまり割に合わない気もしますが、
捨てるに捨てれませんので、未来を担う小学生のために運びます!!


さて、先週はたくさんの依頼者さまに完成写真をお送りしました。
「060」・「318」・「325」・「352」・「356」・「357」・「376」・「378」・「381」
以上9件のみなさまです。

その中の「060」様からお礼のメールをいただきましたので紹介します。


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水産会社を営み平穏な暮らししかし…あの日‥‥
家族で暮らしていた街を津波は一瞬にして飲み込み、
全てがなくなりました。

途方に暮れてた時に瓦礫の中からアルバムや写真が見つかりましたが、
諦めていました…。

しかし「まもり隊」プロジェクトを知り、
皆様の善意のおかげで再生された写真に感謝しています。

皆様の支援に支えられるながら少しずつ生活を取り戻してきました。
自分が被災者となり、こんなにも絆や人の心が
ありがたいと感じています、本当にありがとうございました。

                                      (一部抜粋)

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「絆」「支援」によって
このあなたの思い出まもり隊のプロジェクトはなりたっています。

写真を依頼した人と写真を修復してくれるボランティアさんとの絆。
その双方をつなぐ事務局との絆。
カートリッジをはじめたくさんの備品を提供してくれている企業さんとの絆。

すべての「絆」を大切に、今日もまもり隊はがんばります。