やっと産まれた!

やっと、といっても病院着いてから
1時間半で産まれるというのは
初産にしてはスピード出産、安座なんだろうけど。

子はすぐには泣かず、
看護士さんに羊水を吸い取ってもらって
ようやく産声をあげた。
よかったよかった。

キレイにしたり、なんやかんやするらしく
子は別室へ。
そして私は産後の処置。
胎盤をはがすために先生が腹をギュウギュウ押すのだが
これがまた痛い。
「痛たたた!」と声をあげると
「もう痛くないでしょ!!」と
先生に叱られる。
34にもなって怒られると結構へこむもんだ。
確かに陣痛に比べたらそこまで痛くはないが
単体でみたら結構な痛さなんすけどね。

先生が「体重は?」と別室で作業している
看護士さんに聞くと、
「2160です。」
「ちょっと小さいなぁ。臍の緒も細かったし、
胎盤も小さかったみたいだね。
お母さんと一緒に退院は無理かもしれないね。」
とのこと。

そして看護士さんからゴムのバンドを渡される。

「赤ちゃんの足首に、これと対になったバンドが
ついています。

女の子だからピンクですね。」

と言われ、そこで初めて性別判明!

旦那と二人、声をそろえて
「女の子!?」
と言ってしまった。

二人ともなんとなくお腹の子は
男の子だろうとずっと思っていたのだ。
実は私は女の子を希望していたのだが
旦那は「そうやって希望してると
男の子が産まれるもんだ」と
なぜかスーパーネガティブな持論を持ち出し
私もなんとなくその説に同意していたのです。
なので私的には予想外の嬉しい結果となりました。

看護士さんは、「性別聞いてなかったのね。
先生からじゃなく、私からの発表でごめんなさい。」と。
つーか、産まれてすぐ聞けよ自分。

胎盤を出し切ったところで切開した部分を縫合。
麻酔も縫うのも痛くなかったです。

その後、2時間ほどその部屋で休み
回復を待つ。
ちょうど昼時だったので昼食が出されたのだが
朝食抜きだったしペロリでした。

出産後、2時間が経過し、車イスで部屋へ。
ここの病室はまるでホテルのよう。
さらに飯もレストラン並みに豪華で旨くて
5日間の入院生活も快適に過ごせました。

結局、子はしばらく保育器に入ることに。
でも生後4日目には保育器を脱出。
私が一足先に退院し、病院に授乳に通っていましたが
3日後に無事退院することができました。

お産のことを振り返ってみると…

二人目すぐいけるな!

ってのが率直な感想です。
実際、出産後すぐ「これなら二人目すぐいけそう」って
話してたし。
それくらいお産が軽かったってことで。
(あんだけ叫んどいて何言ってんだか)

とにかく、無事産めてよかった。
そして、子どもは本当にカワイイです。
年齢のこともあるし、二人目も早くできたらいいな。
目指せ年子!?
病院へ到着し、内診室へ。

「子宮口9センチ」
「えっ⁉」
マジか。そんな開いてたか。
そりゃ痛いはずだ。

そんなこんなで着いて早々ではありますが
出産の準備に入るとのこと。
分娩室は2階なのだが、例によってまた陣痛がきて
痛くて動けない。
そこで車イス登場!それに乗り分娩室へ移動。

(このやりとり、待合室でやってたんだけど
これから産む妊婦さんたち、ドン引きだったろうなぁ。
私相当痛がってたし。
出産に対する恐怖感を植え付けていないことを
祈ります。)

分娩室に着くやいなや、
それまで来ていた服を身ぐるみはがされて
分娩用の服にお着替え。
右手首のあたりに点滴。
そして看護士さんの手にはカミソリが!
あとで切開する時用に
少し(見てないからわかんないけど)剃られました。

看護士さん経由で母親にダンナを呼んでもらい、
産む態勢にはいる。

しかし、どうも有効な陣痛がこないらしい。
つーか本人メチャクチャ痛いんだけどね。
そんなこんなでダンナが到着。
といっても彼にできることは何もないのだがw
一応、手なぞ握ってもらって頑張ってみる。

何が辛いってウ◯コしたい感がモリモリなのに
いきんじゃいけないこと。
実際はウ◯コ出したい感に似てるだけらしいんだけど、
とにかくホント辛い。

さらにお腹が果てしなく痛い!
だいぶお産が進んできたのか、
ここでようやくいきむ練習をさせられる。

そして先生登場!待ってたよ…
やっぱり陣痛が弱いらしく、陣痛促進剤を投与される。
しばらくして、何か温かいものがドバッと出る感覚が。
人工的に破水させたらしい。
先生曰く「羊水がちょっと濁ってるなぁ」。
大丈夫なのか…

で!いよいよ会陰切開!!
「麻酔、ちょっとチクッとするよ。」
ホントに「ちょっとチクッと」だけでした。
ビビッてたけど、ぜーんぜん痛くない。
その後切ったのもわかんないくらい。

それより何より陣痛が痛い痛い。
まだまだ陣痛弱いらしく、促進剤ばんばかうたれるし。
痛みの間隔がどんどん短くなって、
痛みの強さもハンパない。
痛みがくるたびに「痛ーい!!」と叫びまくり
「息をしないと赤ちゃんに酸素がいかないから
叫ばずに呼吸して!」と
注意される。

しかし痛いものは痛い。
叫んだってどうしようもないけど
叫んじゃうんだよね。

何度いきんだんだろう。
先生が来てから15分くらい経っただろうか。
「あと少しだから!」

そこから2~3回いきんだのかな?
(正直あまりおぼえてない)
思っきしいきんだら、

デュルン!!

って感じで気持ちよく出た!

「10時37分ですね。おめでとうございます。」

やっと終わった~!

続く。
(ずいぶん古い話ですが、
思い出として残しておきたいので…)

8月5日、検診。

「子宮口はまだ開いてないね。
ちょうど部屋空いてるから産むなら今なんだけどなぁ。」
とのこと。
これなら2日後の友人の結婚式も出られるかも…
と、この時は思っていた。

その日の深夜。
眠れない…。

つっても妊娠してから寝られない夜は多々あったし、
特に深く考えずにうだうだごろごろ。

3時ころトイレに行くと、軽い出血が!
これが「おしるし」ってヤツなのか…
た◯ごクラブによると、
おしるしがあってから2~3日後に出産てのが
多いらしい。
ふむふむ。そうか。

ここでなんとなく眠気がきて就寝。

朝7時、起床。

うーむ。なんだか腹が痛い…気が。
時間を計ってみると、どうも5分間隔ではありませんか。
これって陣痛!?

いや、確かた◯ごクラブによると
最初は不規則な陣痛がくるって書いてあったから
これはきっとただの腹痛だろう。

とはいえ痛みはだんだん強くなる一方。
間隔も5分のまま1時間が経過。

やっぱり陣痛かもしれない。
ということで、とりあえずシャワーを浴びてみる。
シャワー中も痛みは否応無しに襲ってくる。
そしてやっぱり5分間隔。
こりゃもう陣痛確定っしょ。

で、病院に電話。
ここで声の調子によって自宅待機になることもあるっつー
体験談を思い出し、
出来るだけ辛そうに話してみる。
(や、ホントに辛かったんだけどね。)

「とりあえず来てください。」と言われ
病院へ向かう準備を。
そんな時に限って、母親がモタモタしてるし。
「早くタクシー呼んで!」とキレ気味に言うと
ようやくやって来てタクシー会社に電話。
(後から聞いたところ、私が一人で病院に行くと
思っていたらしい。
声も絶え絶えでタクシーすら呼べないというのに…
薄情な奴だ。)

病院へ向かうタクシーの中でも激しい痛みが。
5分くらいの道のりが超長く感じる。

9時、病院に到着。
タクシーから降りたのがちょうど痛いの真っ最中って時。
地べたにうずくまる私。
運転手さんが「大丈夫ですか?」と聞いてくれるも
返事すらできん。
痛みが弱くなったすきに、なんとか中へ。

長いので続きます。