放射線が終わり、アバスチンは続けられないとわかった母。

あとはリハビリと定期的なテモゾロミド。

それだけの治療では大学病院にはいられないとのこと。


勧められたのは家の近所の脳神経外科。

家から10分もかからないし、母も通院していて慣れている病院。

でも、私は嫌だった。


最終的に大学病院に行くよう促してくれた病院ではあるけど、

その前から血圧の高さや体調不良を気にして通っていて母の病気に気づいてくれなかった病院。

院内は薄暗く、お医者さんたちも高齢。

積極的な治療を行えるようには思えなかった。

私と姉は、まだ治療法があるかも?、もっといい環境の病院に、と色々と調べ続けた。


でも大学病院のお医者さんと看護師さんは近所の脳神経外科を勧めるばかり。

今から思えば、提携していて様子が見られるからだったのかな、とは思うが真相はわからない。


あるとき病室に転院先の話をするためにお医者さんと看護師さんがやってきた。

私と彼らのやり取りを聞いていた母は、「お母さんそこでいいよ」と言った。

それで結局、近所の病院への転院が決まった。