著名人が亡くなると、ニュースへのコメントやX等に最近必ず湧いて出てくる書き込み。


「ワクチンをうっちゃったんだね〜」

「抗がん剤治療なんかしなければあと数年生きられたのに」


人それぞれどんな意見を持とうが自由だと思う。

でも、人が亡くなって悲しんでいる人がいるときに、

その悲しんでいる人が目にするかもしれない場所に書くべきことだろうか。


同じぐらいの年齢で、病気が心配になって調べる人もいるだろう。

同じ病気と闘っていて気にかけている人もいるかもしれない。

その人たちが目にするかもしれない場所に本当に書くべきことだろうか。


そういうところに書いている人はほとんどが専門家ではない。

専門家ではない以上、たくさんある意見の中から、自分が同意できる意見に同調したに過ぎない。

本人はなんの実験もしていないし、科学的根拠も持ち合わせていない。

素人の人の治療法についての意見なんて、亡くなる直前の人でもない限り、なんの説得力もないし世の中に必要ない。


私は祖父母も両親も病気で既に他界している。

両親は平均寿命より早かった。

一緒に生活していた私から見ると、父は経営者のストレスはあっただろうけど、いわゆる病気になりそうな生活習慣ではふたりともなかった。

父は一切の治療はせずに、母は標準治療をして、どちらも1日1日生を終えようとしているところを見せてくれた。


ワクチン以前から病気はあったし、抗がん剤で寛解して元気に暮らしている人も身近にはいる。

人体はそんなに単純ではない。


人の体や生命に関わることを、あまりに短絡的な考えのもと、口出しするのはやめて欲しいと心から思う。