母が入院していた大学病院と自宅と職場は線で結ぶと三角形になるぐらい、

それぞれ離れた違う方角にあった。

しかも、職場から病院は繁華街を通っていくため、時間帯によっては結構混み合う。

病院から自宅は街中から郊外のため、夕方だとこれまた混み合う。


フルタイムで働きながら毎日病院に行っていた私は、ほとんど家のことが出来なくなった。

大学病院の時は、売店が充実していて、ご近所の洋食屋さんが作ったお弁当や市内のパン屋さんのパンなど、

毎晩買って帰るようになった。(帰る頃は割引もしていた爆笑


結局、母の入院中はほぼ買ってきたものを食べていたと思う。

何も言わないどころか、食べ物を買っていくと「ありがとう」「おいしかったよ」と言ってくれた夫。


私たちの住まいの更新月は、母の病気がわかった2ヶ月後。

家の話になり「私は実家に住みたい。最後を母と過ごしたい。」と言った。

ちょうどその頃、義兄の仕事の都合で県外に住んでいた姉も戻ってくることが決まっていた。

「お互いすぐ近所に住んで通うのではダメなの?」と言った夫に、私は言った。

「嫌だ。どっちかは一緒に住むべきだと思う。母はあなたのことは気に入ってる。でも義兄だとお互い難しいと思う。」

その後、夫は「わかったよ。」と。


歩いて3分の実家へ、青空のもとベッドやダイニングテーブルを一緒に運んでくれた照れ