父は静かな負けず嫌いだった。
そして"気にしい"で"カッコつけ"だった。
ある時父は「1月1日に死んだら、4日に葬儀だから、みんな仕事休まんくていいな。」と言った。
そしてその通り、あと数分で2日という頃に静かに亡くなった。
最後の数日はほとんど眠っていたけど、トイレは前日まで母に支えられながら自分の足で行っていた。
1日はほぼ目を覚まさなかったと思う。
でも、本当に最後の瞬間は目を開けてみんなの顔を順番に見て、目を閉じ、その後息を吸うことはなかった。
10月にスキルス胃がんが判明し、「来年を迎えるのは難しい」と言われた父。
1日でもその予想を超え、みんなのお正月休みの間にお通夜やお葬式をすることができて、
父らしい最後だったと思う。
忘れられない命日でもあるしね。
今日1月1日は、元日であり、父の命日。
そして昨年からは、能登半島地震の日。
新しい年を迎えられたこと、気遣う人がいること、好きなものが食べられること、穏やかな日常、に感謝する1日だ。