おはようございます、おもちもちもちです。
大分間が空いてしまいましたが、前回のブログの続きです。
ひとり旅二日目の朝を迎えました。
この日はたっぷり時間をとって大原美術館を堪能します。
この旅のテーマは下調べしない旅なので、大原美術館のこともあんまり調べず来たのですが...
え、まさかあのパルテノン神殿みたいな建物が美術館なの?
やっぱりここだ、まちがいない
看板がある側が入り口かと思いきや、この石壁についてる扉の方が入り口でした。
建物に近寄って写真を撮ってみましたが、どうみても神殿です。
この建物、1930年に建てられたというから驚きました。
建築設計を担当したのは薬師寺主計という方だそうです。
いま見ても「スゲー」ってなるから、当時の人は度肝を抜かれたでしょうねぇ
右が「カレーの市民」だそうです。
この2つの作品、戦時下で金属の供出があった時期にも、その貴重さから、供出を免除されたんですって。
では入り口から中に入りましょう。
この上の丸窓、めっちゃステキだわ
作品含め建物内は撮影禁止のため、写真なしです。
本館に入って最初に出会う作品がこちら、「和服を着たベルギーの少女」児島虎太郎作です。
(画像はるるぶMOREのサイトからお借りしました)
私は初めて児島虎太郎さんを初めて知りました。
日本を代表する印象派の画家で、大原美術館の礎となる西洋美術の収集に尽力された方だそうです。
本館にはエル・グレコ作『受胎告知』、クロード・モネ作『睡蓮』など、有名な西洋の名画が数多く展示されていましたが、これも児島虎太郎さんが海外から持って帰ってきた作品だそう。
個人で開設した美術館で、こんなに海外の名画がそろってるのは、この方のおかげなんですね。感謝です
この方の絵はいくつか展示されてましたが、どれも明るい色使いで、とっても好きな感じでした。
頻繁に渡航されていたからなのか、日本の湿度を感じさせない、すっきり晴れた5月の日差しみたいな、からっとした絵でステキでした。
午前中いっぱい本館を堪能した後、敷地内をうろうろ。
お、なんか和風な建物を発見。
新渓園という場所だそうです。
明治26年、倉敷紡績の初代社長大原孝四郎氏の別荘として建設された建物だそうです。
中にはいると広いお座敷が広がっていました。
窓から見えるお庭が美しい
しばしぼーっとお庭をながめて休憩です。
美術館で興奮した脳と疲れた足が癒されました。
追加の入場料もかからなかったし、オススメスポットです。
改装中で中に入れなかった分館です。
外観だけぱしゃり
いったん途中退館して、ランチを食べた後、ふたたび大原美術館に戻ってきました。
午後は工芸・東洋館を鑑賞します。
中庭をぐるっと囲んで建っている、米蔵を改装した建物が美術館なんです。めずらしい作りですよね。
工芸・東洋館は浜田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、河井寛次郎の陶芸、棟方志功の木版画、芹沢銈介の染色などが、建物ごとに展示されていて、民藝好きにはたまらない展示がもりだくさんでした。
ほかにも児島虎次郎の収集を中心とした東洋の古代美術品も展示されてます。
この一際目をひく赤い建物は、芹沢銈介の展示スペースです。オシャンティ
中は撮影禁止ですが、木の煉瓦が床に敷き詰められていて、歩くとポコポコ音がなり、ほっこりします。
(画像はるるぶMOREのサイトからお借りしました)
入口のそばにはモネのアトリエから株分けされた睡蓮がありました。
秋だから花は咲いてませんでした、残念
いやぁ~、大原美術館最高でした。
分館と児島虎太郎記念室がオープンしたらまた来たいなぁ
ちなみに美術館の向かいには、有隣荘というステキ建築もありました。
大原家の旧別邸だそうで、春と秋に限定公開されるそうです。
わ~っ、こっちも見たいなぁ、やっぱりまた来よう。
まだまだ旅は続きますが、本日は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました