スーパーから帰宅して、たかひろさんからリクエストされたオムライスを作った。サラダやスープも一緒に。
「しずか、美味しいよ。料理上手なんだね。びっくりだよ」
「母が調理師だったんです、小さい時からよく教えてもらいました。母が体調悪い時は私が家族のご飯を作ってました」
「そっかぁ。ほんとしっかりしてるな。しずかの手料理食べれて嬉しいな。なんだかこういうのいいね」
「そうですね。一緒に買い物してご飯を作って一緒に食べて。たかひろさんといると私とても幸せな気分です」
「こんな話しするのもあれだけど、俺結婚してた時奥さんは料理しない人だったんだ。だから手料理なんてほとんど食べたことないんだよ。1人になってからは外食や弁当買って食べたりでさ」
「そうなんですね。あの、どうして離婚し……ごめんなさいこんな事」
「別にいいよ、何年も前のことだし、隠すことなんてないから。離婚の原因は相手の不倫。あの時は最悪だったよ。だからもう恋愛なんて懲り懲りだったし、もう付き合うことだってないだろうって思ってたんだ。だけどしずかに会って気持ちが変わったんだよね。しかも一目惚れなんて人生で初めてだよ」
「たかひろさん、私なんかがたかひろさんのそばにいていいですか?たかひろさんの言葉に甘えてもいいんですか?年齢のこともお金の事も色々あるけどたかひろさんのそばに居たいです」
「しずかの事同情して言ってるんじゃないんだ。しずかが好きだし純粋に俺のそばにいて欲しいんだよ。一緒に暮らそう」
「うん」
「引越しの事や手続きは一緒に片付けていこうね」
涙が溢れて止まらなかった。
ひとりじゃなにも出来ない。
ひとりじゃ辛い。
ご飯を一緒に食べるって幸せだとしみじみ感じた。
私、ずっと寂しかったんだと思った。
「たかひろさん優しすぎて涙止まらないです」
泣く私をたかひろさんはずっと抱きしめてしてくれた。
