26:母、再々襲来 | おもちノート

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のんきな母(肝硬変...)
息子2人(小6・高1)
デグー【ゼウスくん】
との生活。

過激な生い立ち自叙伝
【おもちができるまで】

闘病生活になっちゃいながらも日々楽しみを見つけて☆

何気ない日常・子育て・心理学・雑学・時事ネタまで自由気ままに更新中★

オリンピック周期並の母

 

そんな時また現れた問題児の母。

問題児がまた絶妙なタイミングで再来だ。

 

今度は「3度目の結婚をしたい」と

私に直接連絡してきた。

 

勝手にしてくれたらいいのに。

この期に及んで報告は必要なのだろうか?

と、疑問しか湧かなかった。

 

生存確認と共に今度は神戸に居る事がわかった。

しかも、もう5年間ずっと神戸に住んでいた。

そんなに月日が流れていたとは私も気付かず。

 

何よりも長期にわたって一か所に留まって居た

母にも実はかなり驚いた。

 

現実に必死で完全に存在を忘れてた。

 

「娘の承諾がないと籍は入れられない

と相手が言っているからあって欲しい」と。

 

相手も今までの状況をわかって言っているのか

定かじゃないが「私はあなたの娘などではない」

そう言いたかったが母も結婚に向けて表向きは

保ちたいようで神戸に招待されてやる事にした。

 

母の彼は私と彼氏の為に某有名ホテルの

眺めの良いスイートルームを手配し

ルームサービスやら観光やら、やっぱり全力で

私のご機嫌を取ってきた。

 

母は私の事をどう説明しているのかは謎だが

自分と同じように贅沢するのが当たり前と

思われている気がして仕方が無かった。

 

お好きにどうぞ、観光終わったら帰ります。

と、言いたかった。

 

その通り存分に観光して母の先などどうでも良く

「母をお願いします」と彼に丸投げし、

気晴らし旅行として楽しんで帰って来た。

 

おもてなしの感謝は相手にしっかり伝えたが。

 

なぜ母の為に私が「お願いします」などと

頭を下げて言っているのだろうか。

 

数ヶ月後、兄からの連絡で

「正子が病院に運ばれて危篤状態だから親族に

来てほしいと言われた、一応一緒に来てほしい」

 

私は小さな頃から何度か神戸には行っていた。

土地勘も地名や大体がわかる程度はあった。

そして実の子として母の存在を直近で

直接会って認識しているのは私だけだ。

 

兄と正子は、姉弟でもあり犬猿の仲。

 

迷惑被る兄にしたら当然だ。

私が生まれる前から姉として幾度となく

酷い迷惑を被ってるのは聞いていた。


でも死にそうと連絡を聞いてしまえば、

心で思っていても「ほっといてください」

とは言えない優しくて責任感の強い兄。

 

母の為に貴重な有給を5日も取り、

自腹で神戸へ飛んだ。

なぜか飛行機が苦手でダメな兄は

一足先に出て陸路で。

 

現地に付くと取り巻きの男たちが

空港で出迎えてくれて、兄と合流して病院へ。

 

肝不全。腎障害。

アルコール中毒。自殺未遂。


見るからに死んでも不思議ではない程、

黄疸やら凄い状態だった。

 

が、奇跡的に2~3日で回復した。

 

正にゾンビだとしか言いようがないくらい。


医師も驚き、安心はできない状態ですが、

と、呼び出してしまった事を謝っていた。

 

その後、私と兄に「有給返せ」

と言われ続けたのは言うまでもない。

 

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