25:幾度となく現れる | おもちノート

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のんきな母(肝硬変...)
息子2人(小6・高1)
デグー【ゼウスくん】
との生活。

過激な生い立ち自叙伝
【おもちができるまで】

闘病生活になっちゃいながらも日々楽しみを見つけて☆

何気ない日常・子育て・心理学・雑学・時事ネタまで自由気ままに更新中★

執着心

やっと気持ちも和んできた。

そんな平凡な日々の中。

 

またもや執着心の強い奴が簡単に追い出され

黙って引き下がる訳もなく。

 

いつまでも粘られ、失恋も癒えぬままに

結局また話しあいも言い合いも面倒になり

諦め半分で彼に負ける私。

 

一番ダメなのは彼ではなく私かもしれない。

 

むしろ男が頼れる女として寄ってきているのは

少なからず確信はあるが、私が弱音を吐かず

可愛げのある部分を見せてこなかった事で、

私が男を女に頼る男にしてしまっているのだ

と彼に言われた言葉を思い出しとフト気付く。

 

その事に甘える男も良くないが、

少なからず適当に流す自分にも原因がある。

 

全ての根底は男に頼る人生を歩みたくない。

母みたいにはなりたくない。

そう思って生きてきた私が原因だ。

「しっかり自分の足で歩く、強くなる」

の意味を勘違いしすぎていた。

 

寂しさや辛さを封印し、甘えたり頼ったり

人の根本として、助け合って生きる事や

弱さを自覚する事ができない人になっていた。

 

助けることはできても助けられたくない。

可愛くない女だ。

 

途中途中分かれてはいたものの、

付き合いが長くなるにつれてついに

彼の実家へ顔出す機会も増えて行った。

 

彼の母は本当に気丈でサバけていて

息子しか居ない事もあり私に対して娘のように

親身になって話、心配もくれていた。

 

本当の母かのように、彼とよりも

彼の母との方が一緒にいて楽しかったし、

彼の母とは同年代の友達のように

関係はうまくいっていた。

 

母よりもずっと付き合いの長い

身近な母のような人だった。


母の温かさに触れられた気がした。

父は少し癖のある昔の人間で、それでも

芯は深い温かさのある人だと私は思った。

 

酒癖の悪さや横柄な態度に家庭内でも

幼少期から色々大変だったようで、私も何度か

あまりにも納得いかない言葉に彼の父に言い返し

喧嘩になった事が何度かある。

 

彼の母は何度も家出を考えたらしい。が、

「この人とこんなに真っ向から言い合った人は

家族にも居ないし、初めて見た」と感心された。

 

気が強い負けず嫌い筋が通らない事が大嫌いで

相手が誰でも真っ向勝負「姉御」の由来だ。

 

ある日母の家出願望が現実になってしまい、

探しに出た父は長男のアパートや

案の定私の実家にまで来た。

泥酔状態で金属バットを持って・・・。

 

彼との交際から何だかんだで5~6年経っていたが

祖父母が初対面したのはバットを持って

怒り狂っている状態の彼の父だった。

 

我が家ではどなり散らしたりする人は居ない。

祖父母には事前に事情説明はしていたとは言え、

かなり衝撃的的だっただろう。

 

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