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もうあっという間に10月に突入
かれこれ4年くらい付き合いのあるお客様ならご存知の通りですが同じ会社で結構長く働いてます 笑
美容師目指して生活苦で挫折して、飲食業界に入って流されるままに働いてみたり、何事も経験として、やりたくない業種でもとりあえず一生懸命働いてみたり、憧れの職場で働いてみたりしながら、何社も転々としてきました
一番最初に日本酒バルの店長を務めた時は今の生活を全く想像していなかったでしょうね
あの当時はまだ美容師を諦めきれずに、タイミングを見計らって辞める気満々でしたから…笑
それがいつのまにか日本酒を好きになってしまって
これからの人生をどうしようか考えていた時に、当時の美容学生時代の恩師に相談したんです
そしたら本気で反対されました…
せっかく2年間アルバイトして生活しながら学生生活を乗り越えてきたのに、無駄になる
国家試験も合格したのに、よくある生活苦くらいで今までの時間を無駄にしてどうするのか
って言われました
もうその恩師とこの世で会うことは叶わないのですが
教え子に美容業界で頑張って欲しいと思うのは当然ですよね…
でも、今思えばその経験が無駄になるかと言われたらそうでもなくて
美容師時代の経験はカウンターでトークとして活かせてるし、言葉遣いや仕草や表情も活かせています
そして何より、その経験を無駄にすると言われた道を選択することによって、「石の上にも三年」なんて言葉や「今までの苦労」なんかに惑わされる事なく、自分らしく生きるキッカケになったのではないかと思っています
よく転職する事について悩んでいる人もいますが
専門的に学んできたから
資格を取得したから
長年勤めてきたから
なんて事に縛られて生きる事は可笑しな話で
何か辛い事があって、今の仕事を続けていこうかどうか迷っているなら、思い切って違う世界に飛び込んでみても良いと思うんです
こんなに長生きできる時代なのに、1つの環境だけの経験で人生を決めてしまうのは勿体ないじゃないですか
そもそも
専門的に学んできたから続けなきゃならない
資格を取得したから続けなきゃならない
長年勤めてきたから続けてなきゃならない
なんて考えは自分じゃなくて、他人の意見によって作られた理論かもしれないんです
もし自分が経営者の立場で、どうしようもないくらい人手不足な環境で、社員が今にも辞めそうなら
利益を生むための第一優先は従業員の確保ですから、当然の事ながら上記のような考え方をあの手この手を使って刷り込む事でしょう…笑
個人の考え方は、今までの人生経験の積み重ねで作り上げられているだけで、生き方なんて幾らでもあるし
皆それぞれ物事に対しての意見が違うわけですから、仮に周りの言動に左右されやすい思考に育ってしまっていたとしても、どうか自分自身の考え方を優先する事を大切にして欲しいんです
今日は日本酒の話からかなり逸れましたが
自分自身の考え方と言いますか、個性を大切にした結果が今の営業スタイルに繋がっています
誰がなんと言おうと好きなお酒と日本の文化を大切にしたいから、お燗と言うおもてなしにフォーカスしてますし、海外の文化に寄せたワイングラスでの提供は絶対にしませんし、お燗用のお酒を冷酒で飲みたいと言われてもしっかり断りますし、所謂有名酒なんて以ての外
昨年末から今の会社に勤めて、今年の6月からお店を任されるようになって、新しいチームでお店を大きく変えて、新たに作り上げたコンセプトを全員で徹底的に貫く事で、16年目に入る今のお店の常連客は減りましたが、新たにお客様が増えて、常連客となり、今まで以上に評価の高いお店になれたのかと思います
もちろん、同じ目標を持って仕事に向き合っているスタッフに恵まれたからでもありますね
これって本当に奇跡に近い事で、こうなるとお店ってどんどん成長していくから毎日が楽しくなるんですよね
こんな環境ってなかなか無いんです
ライスワーカーなんてよく言いますけど、お金のために働いている人だっていますし、企業にはダラダラ仕事したいのに、わざわざ頭と身体を使って働きたく無いからって、より生産性の高い仕事をしようとする人の足を引っ張る奴だって沢山いるんですから
休憩時間も休日も使ってより高いパフォーマンスを発揮できるように努力している人だけの環境って貴重なんです
ついこの間、別の飲食店の方と話していた時に
スタッフ同士で喧嘩する事はありますか?
と聞かれましたが、全く無いですよ
本当に 笑
さてさて、今までは色々な経験を積み重ねる事を重要視してきましたが
ここらで一度腰を据えて、アウトプットしてみようと思います
正直な所、経験って言ってもまだまだ浅いですけど
色々と練ってきた構想を実行に移して、どうなっていくのか見てみたいです
勿論、実験気分でやるわけでは無く
本気で良い店を作っていこうと思いまーす!
以上!
最後までブログのテーマと全然関係ないお話でしたー笑
写真は美容師時代のやつです
これから数ヶ月後に激ヤセして、歩くたびに右膝の関節から音が鳴るようになって、寝起きでぎっくり腰になるような体になってました…
冒頭から日本酒には関係ない話かもしれませんが
ここ数年で感じ方が変わったのかテレビのニュースが何処も同じ事ばかりを報道して、なんだかつまらないなぁと思ってしまいます
本当に知らなきゃならない事はどうして正しく報道されないのだろうか
ちょっと前の話だと、7月の初め頃にテレビではオウム真理教7名の死刑執行について連日報道されてましたが
裏では水道法改正案が衆院通過してましたね
僕らにとって水は必要不可欠なもの
それが今回の水道法改正案が可決されると大きな問題が起こりうると騒がれていたのに、まともに報道されていないんです
何故この様な事が起きるのか…
僕らは待っているだけで手軽に手に入る情報のみで満足してはいけないのではないでしょうか
僕が此処に書き綴る日本酒についてのお話は、政治と比べたらスケールの小さいお話かもしれませんが
日本酒だって本当は知らなきゃならない情報が沢山あるんです
「別に酒の事なんてそこまで興味ないし、どうしようが個人の自由だろ」
っと主張する人もいるでしょう
そう思うならそれが正しい!
何を選択するかは最終的には自分で判断するわけですから…
でも
日本人だからこそ、一度は考えてみても良いんじゃないなかと思います
さて、ここで日本酒の話になりますが、以前僕は日本酒を勉強し始めた時、テレビや雑誌に取り上げられている事は全て正しいと思い込んでいました
買い漁っていた日本酒に関する本に書かれている内容も全て鵜呑みにしていたし、酒屋や蔵の人間など僕よりも日本酒に近しい仕事をしている方の言う事は間違いないと思っていたんです
そんな時ある方の生前の講義の映像を見て、興味を抱き、その方の本を読んだ時に衝撃を受けました
自分の知っている事と逆の事が書かれていると…
自分が集めた日本酒に纏わる本にはどれも似たような事が書かれていて、これだけ同じ情報が重なればそれは間違いなく本物の情報だと思っていたのに…
たった一冊の本を読んだ事で大きく考え方が変わる結果になったんです
その本に出会うまではメディアの情報は正しいから、情報が嘘か本当か自身で試す事はしていなかったので、酒とはこういうものだと決めつけてしまい
酒は抜栓したら空気に触れて劣化するからすぐに売ろうと頑張っていましたし、仕入れたらどの酒も常に冷蔵庫に入れていましたし、良い酒は冷やして飲むものだと思っていましたし、酒の香りにばかりフォーカスしてましたし、有名酒が一番だと思っていましたし、これからは酒をワイングラスで提供するべきだと思っていました
誰もが情報を発信できて、手軽に入手出来る時代だからこそ正しい情報かどうか取捨選択する能力が必要なのに、当時はそこまで考える頭がなかったのです
でも少しずつ衝撃を受けた一冊の本を参考に実験をするようになっていきました
本当に色々と試してきましたが、例えば初めの頃に行った実験では
銘柄の違う純米酒を2種類開栓して常温で二週間保存しました
すると
❶のお酒は開けたては華やかな香りと程よい甘味でややガス感があり軽い飲み口でしたが、二週間後には華やかな香りはほぼなく、獣の様な香り、砂糖水の様に甘く、水っぽい印象でガスが抜けたからキレも無く、とても好んで飲める様な酒ではありません
逆に
❷の酒は開けたては香りはほぼ無く、米の味はなんとなく感じるものの、味に膨らみがなく、舌を締め付ける酸が強くて渋い酒でしたが、二週間後には麹の芳醇な香りと米の旨味が出てきて、旨味のあとの舌を締め付ける酸が心地良く、更なる変化を楽しみたいお酒に変わっていました
僕が読んだ本の中に
全ての酒は開栓したらなるべく早く飲めと書いてある本がありましたが、こんな手軽に出来る事も試さずに出版されているわけです
恐らく今でも多くの方は、酒とは新しいものが美味しい、開けたてが美味しいと思い込んでいます
実際にそのような状態ではないと美味しくないお酒がほとんどです
その結果が消費者を減らしてきました
これだけ全国各地で日本酒のイベントが行われているにも関わらず、酒を買って自宅で飲む人はそう多くありません
冷蔵庫に入れなきゃならない
買ったらすぐに飲まないと無駄になる
そんなイメージから、あと一歩踏み出せずにいるわけなんです
残念でなりませんね…
これだけ日本酒について雑誌や最近では漫画でも取り上げられているのに、一部の情報しか流れないのはいささか不思議ですよね
今後は、僕らの間でもよく話題になってますが
酵素剤や合成乳酸、超香り系酵母の弊害、不自然なくらいに透明な酒、水みたいな味わいの水がいっぱい入ってる酒、なんちゃって生酛や山廃仕込み、なんちゃって火入れ酒、酒質よりもラベルデザインにこだわった酒、屁理屈袋しぼり酒、決まりのない中取り(中汲み)、無駄な精米高級酒、季節を無視した早い者勝ち商戦などなど
メディアで是非取り上げて頂いて、色々と明るみになってくると
日本酒への考え方も変わってくるのではないですかね
時には違う角度から考える事は大切…
多少捻くれた考えもアリだって事!
あーだこーだ言っても、造り手ではない僕にとってもまだまだ知らない事だらけで、また色々とショックを受ける事もこれからあるのだと思います…笑
初っ端から情報に身を委ねる事は
とっても楽な事かも知れません
でも、これだけ情報が溢れてるんです
様々な角度から思考して選択する
または、試してから選択するスキルこそが
現代の日本人には必要ではないでしょうか
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13001335/top_amp/
「いろんな人気のあるお酒を飲んでも美味しいと思った事がなかったので、初めて美味しいと実感出来ました」
あるお客様からの感想です
今は
美味しいから人気
なのではなく
人気だから美味しい
って方程式もある時代なんです
情報が増える事で、お酒の知識がなくてもその方にとって「美味しい」と感じるお酒に出会える確率はグンっと上がったわけですが
その反面、情報が完璧ではない事によって自分にとって美味しいと感じるお酒に出会えなかった方も大勢いるんです
よくお客様にお話する事ですが
情報は営利企業のマーケティングの手段として利用されている事もある
って事を忘れてはいけません
インターネットが普及した現代、情報が発信しやすく、入手も容易で、今では正しい情報を取捨選択する事が難しくなっています
唎酒師のような専門的な資格を持っていると正しい事を発信しているように見えるかも知れませんが
残念ながらそうとは限らないわけです
自分が信じている情報は本当に正しいものだろうか?
と一度考えなくてはいけないのかもしれません
勿論、僕自身も同じで、情報を集めて自身で体験して、より正確な情報を蓄積する事をひたすら繰り返しています。
科学的根拠に基づいた情報ですら、どんどんアップデートされていくのですから、頭に入れただけで満足してはいけません
なんでもそうですけど、誰かが言ってた話を何処まで信じられるでしょうか?
まず自身で体験して感じて欲しいのです
大切な事は自分の考えって事ですね
因みに
世の中にはたくさんの情報がありますが
極めて正確な情報の一部として
日本酒には、世界でも珍しい
お酒単体を温めて飲むという文化があり
そして世界で一番味わいが複雑で、1000種類以上の味覚成分から成るお酒だという事です
だとすれば、僕らが大切にしなきゃならない文化はなんでしょうか
酒を温めるなんて勿体ないですか?
味わいはどんどん日本酒の域にとらわれないものへと変えていくべきですか?
水のような味?
ワインのような味?
フルーツジュースのような味?
お米から造るお酒を原料の異なる飲み物に似せなくても良いのではないですか?
確かに、ニーズは大きく変わりました
日本人は戦後の生活の洋風化に伴って食生活も大きく変わり、食べるものが変われば味覚も変化していきます。
繊細な出汁の旨味を感じる事が難しくなってしまい、刺激の強いものを求める人もいます
だから、求められるお酒も香りが強いものや、甘味が強いお酒など味わいにインパクトのあるお酒が増える事になったのでしょう
ニーズの変化に伴い、お酒も変化した事が良い事か悪い事はさておき
味の濃いものだけを摂取する事は、人間の身体には毒かもしれませんね
少しお話がそれましたね…
兎に角、日本酒への関心がどんどん高まり、溢れる情報の中でどれが自分にとって本当に正しいかどうか…
最後は自分で判断しなくてはいけないのです
長々と書き綴りましたが
結局の所、僕が発信する情報も全て鵜呑みにしてはいけないって事です
こんな事を言ったら全部が台無しに見えるかもしれませんね…笑
ただ、一つの世界しか知らずに答えを出す事は勿体ないです
人生100年の時代ですから…
情報は増えていくばかりですけど、本当かどうか出来る限り体験してから答えを見つけてみてはいかがでしょうか…

