昨日テレビで
ひまわりと子犬の7日間
と言う映画観ました。

10年近く前の映画で
今では事情は違うかも
知れませんが、
保護犬を保健所で預かり、
7日間で引き取り手が無ければ
殺処分する係りの職員のお話し。

めちゃくちゃ可愛がられて
愛されてた犬が、
ご主人が施設に入り
泣く泣く別れるのですが、
ご主人の乗った車を
鎖引きちぎって追いかけ、
元にももどれず
野良犬になります。

人に酷い目にあわされ、
子供も産まれたから
守る為にも
凶暴になるしかなくなります。

そしてある日
子供ごと保健所に捕まり、
その保健所の職員の主人公が、
なんとか引き取り手を探すと、
自分の子供に約束します。

そして、
その母犬の心に寄り添って
保健所に泊まり込み
世話をします、
唸られながらも。

主人公が、
こんなにまで必死で
子供を守ろうとするのだから、
愛されてた過去があるかもとか、
うっかり子犬を触ってしまい
母犬に噛まれるのだけど、
本気じゃなかったし
噛んだ時、
少し困ったような顔してたから、
人を噛んだの初めてかも。
とか凶暴にしか見えない母犬の過去を
想像するのですが、
普通そうは思わないよなーと。
でも、その母の過去を
知ってる映画観てる側は
そーなの!そーなの!
と映画に引き込まれます。


でも、保健所の規則では、
絶対に人を噛まないと
複数の人間の確認が必要。
それがないと譲渡出来ないのです。

そんな証明
どうやったら出来るのか。

いよいよ期限切れで
殺処分の日、
その母犬に
何も出来なかったよと
泣いて謝ります。

映画では
フラッシュバックの様に
飼われて可愛がられていた頃の事や、
主人公が自分の為にしてくれた事が
映ります。

まるで母犬の
脳の中見るみたいに。

別れる時泣いてくれた
元の飼い主の涙が
犬の顔に落ちた事。

そして今
殺処分しなければ
ならない主人公の涙が
犬の顔の上に落ちた時。

この人は敵じゃない、
元の飼い主のおじいちゃんと
同じ種類の人間なんだと
繋がった時、
母犬は主人公の手を
ペロペロと愛おしそうに
舐め始めます。

それを見ている人は3人!
複数です!

そして無事
条件をクリアして、
母犬と子犬は
既に2匹飼ってる主人公の
家族になります。

わたしなら、
そもそも現場に来ない上司に
殺処分したと嘘ついて
勝手な事しますが、
それじゃ映画にはならない。
笑い

雰囲気伝わったでしょうか?

コロナ禍で
安易にペットを飼い
直ぐに手放す人が問題になったので
この映画を選んだのかな。

この映画観て
少しでも多くの人が
保護犬や猫を飼おうと
思ってくれたり。
安易に飼わない選択を
してくれるといいなと、
心から思います。

凄く思ったのは、
凶暴で産まれて来る犬は
いません。
人間が凶暴にしてしまうのです。

今は野良犬はいませんが、
野良犬のいた頃、
凶暴な野良犬なら
殺処分も当たり前って
考えるしか知らなかったけど、
飼われて愛されてて
穏やかな犬だった頃があるかも
知れないんですよね。

考えさせられました。

母犬はたまたま子供がいたから、
スポットが当てられ
守られましたが、
その他の犬は
やはり期限が来たら
殺処分されたんですよね。

やっぱり切ないです。

犬を殺処分しなければならない
保健所の職員の方々、
なんて辛いお役目だったのでしょう。

子供の頃は
考えもしませんでした。


なんだか
やたら胸を打つ映画でした。

母犬が
涙を流した主人公の手を
ペロペロ舐めるシーンを
何回も思い出して
涙ぐんでます。

物凄く前に、
会社の2階の窓から
なんとなく外を見てたら
衝撃的な光景が!

車でリード付いた大型犬を
犬が倒れたまま
引きずっているのです!

わたしは
弾けるように
階段を駆け下り、
信号待ちで止まってた
その車の運転手に
怒鳴り込みました。

だってこの犬は
子供を噛んだんだぞ!
だって!

それ、
犬が悪いんじゃなくて、
飼い方が間違ってるからでしょ!
バカじゃないの!と
思いました。

わたしに突っ込まれて
流石に犬を
車に入れましたが、
もーそいつを車で引きずって
やりたい!
おいおい!
笑い

営業で個人宅に行った時、
猫を飼ってるおウチでした。
猫好きなので
ニコニコ見てたら、
いきなり走って来て
わたしの手に噛みつきました。
わたしは仕事する前に
血だらけ。

ろくにあやまりもせず、
この猫こんななのよ
だって!

猫は悪くないと思いました。
こんなになるなんて
どんな飼い方してるのよ!
あんだが悪いよ!
と思いました。

ある程度犬や猫の性格は
あるでしょうけど、
ほどんどは育て方だと
わたしは思います。

そんな事もあったので、
昨日の映画は
やたらグッと来てしまい、
夫婦で鼻をすすりながら
観てました。

わたしの周りには
溺愛して最後まで看取る以外の
選択肢を持たない
素敵な飼い主ばかりですが、
本当にねー。

命なんですからねー。

歳取って飼う時は、
自分の寿命考えて飼うとか、
後継者決めてから飼うとか。

ですよねー。