今年から新設された古馬牝馬限定のマイルG1競走。
かつての競馬界は、牝馬は現役時代の競走よりも
引退後の繁殖にエネルギーを注ぐべきだと考えられていた。
そのため、牝馬のための番組編成は、
クラシックがある3歳時までが中心になっていた。
古馬になってからは牡馬を相手に走らざるを得なく、
特にG1を中心とした重賞クラスでは苦戦を余儀なくされた。
一般的に牡馬より能力が劣る牝馬にとっては、
厳しい時代が続いていたのだ。
だが、96年にエリザベス女王杯が古馬に開放。
近年さらに牝馬限定の番組拡充が行われ、
今回、約10年ぶりとなる2つ目の古馬牝馬が出走できるG1競走が誕生した。
中距離で行われる秋のエリザベス女王杯に対し、
ヴィクトリアマイルは文字通りマイル戦。
しかし、東京芝1600mというタフなコース設定なので、
好走馬の距離適性はマイル~中距離に振れる可能性が高い。
第1回目なので何もかもが手探りになるが、
その辺りにも注目しながら、レースを見ていきたい。