私の交友関係に能楽師の娘がいるのだが、
先日彼女の手引き案内で能の舞台を見に行った。
一応、彼女の案内なのでただ見るだけではなく、
なんと!開演前の楽屋見学つき。
舞台そのものは学生達の発表会のようなもので
ものすごく著名な能楽師の舞台というわけではなかったんだが、
自分達の弟子の舞台というのもあって、
師匠クラスも全て終結しており、楽屋内は、
ピリピリの緊張感が漂いまくりあがりだった。
能・狂言といえば、一度だけ中学時代に課外授業の一環として
全校生徒で観に行った記憶があるが、
当然、そんな年齢の頃は能に興味を示すわけでもなく、
椅子でグースカ眠りこけていた記憶しかない。
なので、今回の舞台はとても楽しみだった。
私もあれからそこそこ?歳をとり、多少は日本の古典芸能も
いいじゃないかーと思っているので
とても興味深かった。
ところが、いざ始まるとお面をつけている人が
舞台の中央で倒れるんじゃないかとハラハラしてしょうがない。
解説のパンフももらって、現代文で内容を読んでいるにもかかわらず、
そんなことには一切おかまいなしで、
舞っている人が急にバタッと倒れて、
そして、観客や舞台の袖で見守っている関係者達が
悲鳴をあげて、警察がきて鑑識がきて
お面の裏に毒が塗られてて、
お家騒動が連日ワイドショーのネタになって…
と、そんな妄想ばっかりで頭の中がいっぱいになってしまって
まともに理解できなかった。
あと何年経てば、古典芸能を楽しめるんだろう。
いや、ある意味これは楽しんだといえるんだろうか。
