オートボットJP93(JURASSIC PARK×TRANSFORMERS) レビュー | ROBOTIC JUNGLE

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トランスフォーマーを中心とした玩具レビューブログ。
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気ままに更新します。
(旧ブログ名:『OMI'S TF REVIEW』)

HAPPY JURASSIC JUNE!!

皆さん、今月は「JURASSIC JUNE」としてとある界隈が大きく盛り上がっていることをご存知でしょうか。そうです、この2023年6月は映画『ジュラシック・パーク』の全米公開からちょうど30周年となる記念すべき1か月なのです!

 

せっかくなので30年前の公開当時の思い出でも語ろうと思ったのですが、よく考えたら普通に生まれてませんでした。(当時のジュラシック・パークフィーバーの様子をご存じの方がいらっしゃればぜひコメントで教えてください!)

 

ともかく、大のジュラシック・パークファンを自称する私もこのビッグウェーブに乗らないわけにはいきません!

というわけで、今回はトランスフォーマーを通じてジュラシック・パークの世界の魅力をお伝えしたいと思います。

 

ジュラシック・パーク セキュリティ JP93

             ■玩具シリーズ:Transformers Collaborative

             ■登場作品:『ジュラシック・パーク』

             ■所属:オートボット                          

             ■入手:米Amazonで新品購入

 

○パッケージ

見ての通り、トランスフォーマーが映画『ジュラシック・パーク』とコラボしたアイテムです。

 

T-レックスに変形するティラノコンレックス(左)とのセットボックスで販売されました。

映画『ジュラシック・パーク』のワンシーンを再現した状態でパッケージングされており、

正直、変形させずにこのまま飾っておくだけでも

”ジュラシック・パークのグッズ”として十分成立するほどのクオリティーです。

 

尚、ティラノコンレックスが踏みつけている車は紙製です。

 

箱はパークのゲートを模したデザインになっています。

正面からだと少しわかりにくいですが、上から見るとよくわかります。

 

裏面には複数の言語で本アイテムの背景ストーリーが書かれています。

日本語の記載はありませんが、おそらく

「ティラノコンレックスがパドックから逃げ出したけど、JP93が何とかしてくれるから大丈夫!」的な内容だと思われます。

 

サイドには映画でも印象的だったT-レックスの登場シーンがプリントされています。

 

「これも予測不可能だ…」

というマルコム博士のセリフが聞こえてきます。

 

箱を開けるとパークのマスコットキャラ的存在・DNAくんのプリントが

 

本当に隅から隅までジュラシック・パークの要素が満載で、

映画ファンには堪らない仕様となっています!

 

○ビークルモード


ビークルモードは映画『ジュラシック・パーク』に登場するツアーカー。

劇中では恐竜ツアーのコースに設けられた軌道上を自動で走行しており、自動車というよりも”アトラクションのライド”に近い立ち位置でした。自動運転機能の他にも「コースや方角がわかるCDディスプレイ」や「自動で情報を選択する音声ガイドシステム」など当時では最先端のテクノロジーが複数搭載されていた一方で、開発を急いだ影響なのか不具合も多く…

 

カラーリング、ディテール、ロゴマーク、どこを取っても劇中再現度が素晴らしいです!

 

ボンネットのロゴをアップで。

「このロゴを見るだけでテンションが上がる!」

という人も多いのではないでしょうか。

 

- リアビュー -

後ろから見てもロボットモードのパーツが見えることはなく、

見事にツアーカーにディスガイスしています。

 

-サイド-

車体後部には"04"のナンバリングがあります。

劇中には4号車と5号車の2台が登場していたのですが、どうやらJP93は4号車の方をスキャンしたようですね。ちなみに、子供たちとドナルド弁護士が乗車していたほうが4号車、グラント、サトラー、マルコムの3博士が乗車していたほうが5号車です。

 

Hold onto your butts…

やはり「劇中再現のためにはツアーカーが2台必要だ!」と思い、迷わず2体目を購入しました。

(2台とも4号車なのはご愛敬)

 

同じTFを複数体購入したのはパーツ取り目的以外では人生初でしたが、後悔はありません。

 

車体の裏側には銃が格納されているぞ!

 

銃はジョイントでルーフに接続することができます。

 

銃のモデルは、パークで恐竜の管理を担当していたロバート・マルドゥーンが所持していた散弾銃だと思われます。Mattel社のマルドゥーンのフィギュアに付属していた銃と比較してもルーフ接続用のジョイントの有無以外はそっくりであり、間違いないかと。

 

JP93の銃に名称の設定はありませんが、私は彼に敬意を表して

勝手に『マルドゥーン・ライフル』と呼んでいます笑

 

"アンキロサウルスがパドックから逃げ出したぞ!JP93、現場に急行してくれ!!"

 

マルドゥーン・ライフルは実弾だけでなく恐竜捕獲用のネットも発射出来るのだ!

(※俺設定)

 

捕獲!!

 

暴れまわる恐竜を特殊な電撃で眠らせて任務完了!

パドックへ連れ戻そう!

 

”緊急事態発生!緊急事態発生!今度はT-レックスが逃げ出したぞ!!"

 

流石にビークルモードではT-レックスに太刀打ちできない!危うしJP93!

 

○トランスフォーム

「自動車→ロボット」の変形としてはかなりオーソドックスな部類のシンプルな変形パターン。

 

○ロボットモード

-フロント-

胸部にボンネットが配置される自動車型TFの王道スタイル。

脚が長く、プロポーションも良好です。

 

- リアビュー -

フロントガラス超しに見える”胴体のスカスカさ”が気になる人は気になるかもしれません。

 

-フェイスアップ-

映画『ジュラシック・パーク』の主人公・グラント博士(左)のトレードマークである帽子と、シリーズ屈指の名物キャラ・マルコム博士(右)のトレードマークであるサングラスの意匠を取り入れたデザインと思われます。

 

-アクション-

最近のTFらしく足首の横可動がしっかりと搭載されているのは嬉しいところ。

一方で、腰の回転が無いのは少し残念です。

 

武器はもちろん『マルドゥーン・ライフル』。

腕が短いのでマルドゥーンばりの両手持ちを再現するのはかなり厳しいです…

(トップ画像では無理やりなんとかそれっぽく見立ててみました。)

 

ジャングルでヴェロキラプトルの捕獲ミッションに挑む。

JP93は静かに照準を合わせるが、なぜかラプトルは余裕の笑みを浮かべているような…

 

そう、このジャングルにおいて狩られる側はJP93の方なのである!!

正面のラプトルは囮だったのだ!横から別のラプトルが襲い掛かる!!

 

「Clever girl…」

 

「なんてね…私はジュラシック・パーク セキュリティーのJP93。

人間と同じだと思ってもらっちゃ困るな。」

 

「こちらJP93、ラプトル2体の捕獲は成功だ。檻へ連れ戻すよ。

もっとフェンスの強度を上げるようマルドゥーンに伝えてくれ。」

 

そして再びT-レックスとの一騎打ち!

軽やかな身のこなしでT-レックスを翻弄するぞ!

 

しかしパワーでは歯が立たない!どうするJP93!?

 

おや…?T-レックスの足元に水溜りが出来ている…

あれは…ガソリンだ!!

 

「Shoot Her!!」

 

ガソリンに引火し大爆発!!

流石のT-レックスもこれはひとたまりもない!!

 

爆発に驚きパドック内へ戻っていくT-レックス…

こうしてJP93の慌ただしい1日は幕を閉じる。

 

「やれやれ、パークのオープンにはまだまだ時間がかかりそうだ…」

 

映画『トランスフォーマーinジュラシック・パーク』(脚本・臣)

 

-STORY-

銀河系の遥か彼方にあるトランスフォーマーたちが暮らす惑星・セイバートロン星では、善のサイバトロンと悪のデストロンによる戦争が続いていた。そして長きに渡る戦いの末、セイバートロン星に眠る資源は枯渇し、トランスフォーマーたちは新たな資源を求めて宇宙へと旅立った…

 

そして地球へと辿り着いた悪のデストロン軍団。彼らの宇宙船が不時着したのはあろうことか太古の昔に絶滅した恐竜たちを現代の技術で蘇らせた夢のテーマパーク・『ジュラシック・パーク』であった!デストロン軍団の戦士たちはパークの恐竜たちをスキャンし、地球を征服をせんと暴れまわる。

 

一方で地球へたどりついたサイバトロン戦士はたったの1名。彼は自らを”JP93”と名乗り、デストロン軍団の野望阻止に向けて立ち上がる。そして、デストロンのやり方が気に食わずサイバトロンへ寝返ったヴェロキラプトルの戦士・”ダイノボット”やジュラシック・パークを愛する人間たちと手を組み、「ジュラシック・パーク奪還作戦」を展開する!

 

キーワードは、「ジュラシック・パークを取り戻せ!!」

 

スティーブン・スピルバーグさん、映画化お待ちしております!

 

以上、オートボットJP93のレビューでした。

ビークルモードの再現度の高さ、ロボットモードの顔や武器などにみられる映画の意匠など、どこを取ってもジュラシック・パーク愛に溢れた最高のアイテムとなっています。また、ロボットモードでは多彩なアクションを楽しむことができ、且つ変形も難しすぎないため、TFの入門としてもうってつけのアイテムだと思います。ジュラシック・パークが好きなTFファンはもちろんのこと、「TFを知らないジュラシック・パークファン」にもぜひ手に取ってもらいたい一品です。

 

そして、本アイテムが好評を博したのか、なんと「トランスフォーマー×ジュラシック・パーク」コラボアイテム第2弾の発売が発表されました!!

今度は「ディロフォサウルス」&「ネドリーが脱走に使用したジープ」がロボットに変形します。アメリカにて今年の10月に発売予定であり、日本での販売予定こそ未定ですが、米アマゾン等を利用すれば日本からでも予約することができます。

 

『ジュラシック・パーク公開30周年』のメモリアル・イヤーはこれからもまだまだ盛り上がりを見せてくれそうです!

 

それでは、今回はこの辺で失礼させていただきます。

 

※追記(2023/7/24):ポンコツ管理人(原文ママ、決して私が貶しているわけではありません笑)ふじさんのブログ『ふじの生態日記2(DOS)』と相互リンクさせていただきました!

ふじさんの人柄が伝わる穏やかな口調の読みやすいレビューが以前から好きでして、私自身更新を楽しみにしているブログの1つだったので今回相互リンクのお話をいただけて大変嬉しかったです。ブログ更新の数日後にTwitterで投稿される「ボツ画像供養」までセットで楽しむのが通の嗜み方ですので、あわせてご注目ください!