旅するお味噌 | お味噌汁復活委員会

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【お味噌汁】
ひと椀がつむぐ 大切なもの それは 日本の たから

お味噌汁復活委員会です、愛情たっぷりのお味噌汁をライターさんと共にお届けします。

本日は*アーカイブ通信*2018年6月のお味噌汁です。


#お味噌汁復活ライター  木村 美絵

富山県富山市出身  在住

テーマ:「味噌と出汁」

                                〜旅するお味噌〜


先日、長野県小布施町へ行ってきました。富山市中心部から車で約2時間半。日帰りドライブたびにちょうど良い距離です。


小布施では、新緑を楽しみ栗おこわやお蕎麦に舌鼓をうち、葛飾北斎の作品からは感動を!

さて、お土産…何にしようかな…

なんと、1784年 天明4年創業の味噌醸造場にがあると、ガイドブックにあるではないですか!もちろん、お土産はお味噌に決定です。


味噌は木樽天然醸造。試食用の樽の蓋を開けると、甘いような、塩辛いような香りが立ち込めます。いくつか試食させてもらい、長期熟成タイプの辛口と、はとむぎ麹仕込みの味噌を購入しました。

変わり種のはとむぎ味噌は、より健康にいいと思われる味噌を開発しようと作られたものだそうです。漢方では皮膚に対する薬効で知られ、「薏苡仁 ヨクイニン」といいます。発酵食品と健康というテーマで日々お味噌作りに邁進されている醸造所です。


翌日は早速変り種はとむぎ味噌でお味噌汁。


出汁は、今私がいちばんのお気に入りの鶏だしです。鶏胸肉と、長ネギの青い部分、昆布を60度くらいに保って作ります。時間に余裕のあるときに作り置きすると重宝します。お肉はほぐして、サラダやお味噌汁の実に。


お味噌が香ばしい感じがするのかなと思いましたが、優しいほんのり甘みを感じるはとむぎ味噌。粒もそのまま残っています。出汁との相性も合ったようです。朝からおかわりしましたよ。


いつもの定番お味噌は安定の良さがありますが、旅先で求めるお味噌も旅の余韻を味わえること間違いなしです。

お味噌汁で、訪れた街を思い出すなんて素敵なことですね。


出汁:鶏胸肉  長ネギの青い部分   昆布

具材:キャベツ 出汁で使った鶏胸肉 絹さや

味噌:長野県小布施町のはとむぎ味噌


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野菜ソムリエ   木村 美絵