#お味噌汁復活ライター
大野崇恵
埼玉県出身→埼玉在住
テーマ：『伝えたいお味噌汁』
『春キャベツと菜花のお味噌汁』
若草萌ゆる季節。春は不思議とココロそわそわとなるもの。新たな環境で新生活をされる方々も多いかと思います。今月のテーマは『伝えたいお味噌汁』。
我が家の息子たちは数年前から、私の実家の父と３人暮らし。父の一人暮らしを不安に感じていた私を気遣い、父と同居をしてくれています。二人ともお味噌汁が大好きで、野菜室にある残り野菜を上手にお味噌汁に変身させている様子。
お味噌汁は懐深く、さまざまな食材をバランスよく仕立ててくれるものです。旬の食材や残り野菜、ちょっと残ったお肉などを用い、具沢山のお味噌汁を作れば一石二鳥以上に。
私が伝えたいお味噌汁は、背伸びせず、あるものを大切に楽しむ、そんなお味噌汁。暮らしに寄り添い、当たり前に食卓に存在してくれるものです。
今月は、小さくなった春キャベツと半端な新玉ねぎのお片付けも兼ねながら、旬の菜花と一緒にひと椀に仕立ててみました。
『春キャベツと菜花お味噌汁』
具材：春キャベツ・菜花・新玉ねぎ・油揚げ
吸い口：白ごま
出汁：昆布＆かつお出汁
味噌：米味噌・三年熟成麦味噌
春は自律神経の不調が出やすい季節。新たな環境で気疲れし帰宅しても、あたたかなひと椀がココロとカラダをホッとさせてくれるものです。背伸びしないお味噌汁で、ホッと一息リラックスしていただければと思います。
国際食学協会準食学士
発酵料理研究家
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