⑵居ぬきとスケルトン。
「居抜きは得なのでしょうか?」 良くある質問です。
ひとくちにはイエスともノーとも言えませんが、
■厨房区画、WC区画がプラン的に大凡そのまま利用出来る。
■厨房器具、家具が使用再利用出来るものが多い。
■厨房器具、エアコン等のリースの高額な残金引き継ぎがない。
以上の条件にあてはまり、それに見合った造作譲渡金額(又は無し)
であればおおむね初期投資の抑えられる物件と言えるでしょう。
看板を変え、内装造作を新たなイメージにリフォームし、
足りない 設備器具のみを何点か導入するといった様な工事内容になります。
新たに始める業態にあった設備であるかのチェックと導線のチェック は必修ですが、
内装のイメージチェンジへの投資比重を上げる事ができますので
お店のイメージも激変可能になります。
居抜きでも厨房区画も解体し新たに作り、厨房器具も過不足が有り入替が多い、
エアコンも古く耐久年数に不安がある様な状況であれば、
解体撤去費+造作譲渡+新装費用となり
返ってスケルトン物件より コストアップになってしまう可能性もあります。
まずは物件調査を依頼し御相談して頂くと良いと思います
〈独り言〉
居抜きが得か否かを見極めるのは単純には出来ないと感じた事 例がありました。
厨房区画の解体及び新設の必要があり且つ再利用出来る厨房器具は
縦型冷蔵庫とストッカーの2点のみでしたが、
まあまあ割高な造作譲渡金の発生する案件での事でした。
前段でご説明させて頂きました内容からいけば、割にあわない居抜き物件となりますが、
とにかく「立地条件がすごく良い!」との思いで、
そこで開業を決断されたオーナー様がいらっしゃいました。
出店業態にあった坪数や物件のカタチとなっていましたし、
本当に業態にぴったりなに立地環境にありました。
開業より10年近く経ちますが、大変な繁盛店となっています。
似た様な条件での通常店舗の2倍近くの売上げになっているのではないでしょうか。
まず商品がとても美味しいのでこれが一番の勝因ではありますが、
やはり立地の勝利である部分もあると思います。
一見お得ではない居抜き物件での成功に要因として
■自社の商品が立地にはまるとの判断をされた事。
■坪数が小さい為、造作譲渡金は割高であってもそこまで大きな金額にならなかった事。
■改装費用を極力抑えつつ、コンセプトに合った店にした事。
■大きなリース残高がなかったこと。
以上が上げられると思います。
居抜きが得であるか否かは、
トータルでのバランスでの判断によるものであると実感した案件でした。