安田菜津紀 さん
安田菜津紀 さんというフォトジャーナリストがいる。
私は写真を観る時、被写体ではなく、その撮影者の「人」をみる。
これは、誰に教わったと言う訳ではない。けれど、今となってはこの言葉が
写真界全体のありふれた言葉になっている。
「皆、本当にそう思っているの?」
自分で築いてきた写真を観る目というものが、ありふれた言葉になってから、自分
の感覚が曇って来ているのかもしれないと思う時もある。
写真を撮りたいと思い、写真学校に入ってみたものの、数々の競争の中で自分自身
が見失いかけていた時、ある写真を観た。
エリオットアーウィット氏の写真だ。
哀しい出来事の中でさえ、日々の生活を楽しむことを知っている人なんだと。
そして何よりも暖かい人柄なのだと。
以来、被写体の中に撮影者の心をみるようになった。
そんな中で出会った安田菜津紀 さん。
世界各国、そして東北をひたすら撮影し続けている。
彼女は多くの物を手に入れる環境にいながらも、決して多くを望まず、むしろ多く
の物を私たちに分かち合ってくれている。
「安田さんは欲張らない人なんだな」
強くない私達だからこそ、何でもかんでも多くの物を欲しいと思ってしまう。
だから安田さんの写真を観ると心を揺さぶられる。
一呼吸おいて、立ち止まった所に本物の写真がある、本物の人がいる。
そんな写真家、人間が多く存在してほしい。
http://politas.jp/features/4/article/340
できること
ドラマ「深夜食堂」が本当に大好きだ。
挿入歌で使われている歌、「できること」はいい。
人には言葉で語れない事、思いもよらない出来事がある。
震災、拉致事件、後藤健二さん湯川遥菜さん、日々の憤る事件。
この日本、そして世界はどこに行ってしまうのだろうか。
乱雑した文字、心無い言葉、規制のない映像。
作家、中島らもは「一人の人間の一日には、必ず一人、「その日の天使」がついている」と語っている。
今はその天使も見つけにくい世の中になっている。
でも私たちはこの日本、この世界で生きていくしかない。
そして夫がよく話している「日々節目」という思いで。
挿入歌で使われている歌、「できること」はいい。
人には言葉で語れない事、思いもよらない出来事がある。
震災、拉致事件、後藤健二さん湯川遥菜さん、日々の憤る事件。
この日本、そして世界はどこに行ってしまうのだろうか。
乱雑した文字、心無い言葉、規制のない映像。
作家、中島らもは「一人の人間の一日には、必ず一人、「その日の天使」がついている」と語っている。
今はその天使も見つけにくい世の中になっている。
でも私たちはこの日本、この世界で生きていくしかない。
そして夫がよく話している「日々節目」という思いで。