追記:ETIAS導入は2025年中の予定でしたが、EUによると、導入開始はさらに遅れて2026年の終わりになるそうです
今のところ、一切心配する必要はなさそうです!
ETIAS(エティアス)とは、European Travel Information and Authorisation Systemの頭文字。欧州渡航情報認証制度というもので、EUのセキュリティ強化対策の一環で、2025年後半から導入が予定されています。
アメリカやオーストラリアではすでに同様の電子渡航認証システムが導入されていますね。
導入されると、ヨーロッパへ渡航する人ほぼ全員がこれを申請しなければなりません。
ちょっと手間です…
ただ、一度申請すれば3年間は有効となり、申請にかかる時間は数分。シェンゲン加盟国のどこへ行くにも一度の申請で済むので、申請し忘れさえしなければそれほど苦ではないはず。
どんな人がETIAS申請必須?
EU市民、EU居住者以外のほぼ全員です。観光、留学、出張など目的に関わらずすべての人に必須となります。
子どもや赤ちゃんもそれぞれ個別に申請が必要です。
導入開始はいつ?
まだはっきり決まっていません。ETIASのウェブサイトによると、導入開始は今年後半予定で、導入開始日が決定したらその数か月前に告知するらしいです。
いつ申請する?
ETIASのウェブサイトによると、航空券やホテルを予約する前に申請せよ、となっています。通常、認証にかかる時間は最長96時間ですが、まれに追加書類の提出を求められることもあるようで、その場合は30日くらいかかるそうです。
念には念を入れて、チケット予約前に申請しておきましょう!
どうやって申請?
ETIASはオンラインで申請します。オンライン申請フォームは、まだできていませんが、申請できるのはEUのETIAS公式ページからのみ、となっていますのでご注意ください
申請料金が1人につき7€かかりますが、18歳以下の未成年と70歳以上の方は申請料金はかかりません。
申請時には、パスポートの失効日にご注意を。パスポートの失効日が現地出国予定日よりも3か月以内になると、申請できたとしても現地で入国拒否される可能性があります。
申請結果はメールで届きます。
どんな情報を申請?
申請時には、以下の情報を入力します。
- 入国希望者の氏名、住所などの個人情報
- 両親の名前
- パスポート記載情報
- 最終学歴と現在の職業
- 最初に入国予定の国名と目的地の住所(認証が下りてから変更可能)
- 過去の犯罪歴、戦地への渡航歴、強制送還履歴
さらに、EU内に家族や滞在者がいる場合は、EUにいる家族の個人情報と続柄も申請します。
代理申請は可能?
可能です。申請者本人による委任宣言署名があれば、代理者が申請することができます。18歳以下の未成年が申請する場合は大人の署名が必要となります。
注意点
ETIASはビザとは異なります。就労や留学などの目的で渡航する場合は、ETIASに加え今まで通りビザも必要となりますのでご注意ください。
…ということで、まだ謎多きETIASですが、EUのETIAS公式ウェブサイトでしか申請できませんので、くれぐれもご注意を。
2025年後半にヨーロッパへの渡航を計画中の方は、渡航の1か月前くらいにETIASのウェブサイトをチェックしておくと安心ですね!
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