これらの居心地の良い北欧スポットで厳冬を過ごし、旅行へ情熱を保ちましょう

 

北欧人ほど冬に対して積極的な民族はありません。 クレジット:EyeEm


 

執筆者:ベッキー・マンビークロフト


 

「ヒュッゲ(Hygge)」とは居心地良いを表す、デーンマークから来た言葉です。そして現在世界中でもよく知られている生き方です。今年は前より大変な一年であり、居心地よく積極的な態度はいままで以上に重要になっています。それで、私たちに考えさせましたー他の北欧諸国は独自の「ヒュッゲ」バージョンをお持ちでしょうか。

 

アイスランドからノルウェー、スウェーデン、フィンランドに至るまで、私たちはいくつかヒュッゲのコンセプトを取り入れた最高の観光スポットと、自宅でその居心地の良い感覚を味わう方法を発見しました。

 

アイスランドは言葉だけではなく、積極的なライフスタイルも取り入れています。「þetta reddast」ということわざはー日本語で言う「なるようになる」を意味しますーそれはアイスランド人の口癖です。過酷な気候、予期せぬ自然災害ー火山の噴火を考えてくださいーそして孤立されたロケーションで暮らすアイスランド人は、長い間「人生は一度きり」、物事を自然の流れに任せる傾向がありました。

 

魅惑的な風景に満ちているアイスランドは、常に私たちの旅行のウィッシュリストの上位にあります。 クレジット:Bjorn Snelders / Unsplash

 

レイキャビク(Reykjavik)に行く機会があれば、趣のある書店のIdaZimsenに行ってみてください。 外観は典型的なアイスランドスタイル、落ち着いた灰色の木造建物ですが、中に入ると、暖かいフローリング、居心地の良い隅、本(多くは英語で書かれたもの)で梁に積み上げられた棚が目を楽しめます。 シープスキンレザーの椅子に腰を下ろし、コーヒーを飲みながら、素敵なストーリーにどっぷり入り込んで午後を過ごしましょう。

 

アイスランドがあなたのリストに載っていない場合は、「þetta reddast」のことわざを家に持ち帰ってちょっとした安らぎの瞬間を味わってください。さらに一歩進んで、IdaZimsen書店の本を一冊家に持ち帰って、鍋に水を沸かし、毛布を覆い、面白い物語を読んで午後をゆっくり過ごします。
 

 

þettareddastに触発されて、この冬の瞬間を大切にして過ごします。 クレジット:Nathan Dumlao / Unsplash

 

Ida Zimsenが温かいコーヒーと素敵な本をお届けします! クレジット:Freddie Marriage / Unsplash

 

スウェーデン人は、冬の間に前向きな姿勢を保つことに関して独自の哲学を持っています。「Mys」は「hygge」のように、居心地の良さを意味する表現であり、快適でリラックスした時間を過ごしている限り、何でも「Mys」と言えます。良い映画を寄り添って見るから、居心地の良いカフェ、冬の明るい散歩まで。

 

「Mys」を直接知るには、ストックホルムの美しい庭園と農場の店であるRosendalsTrädgårdに向かいましょう。野菜畑で散歩し、すべての景色と新鮮な空気を楽しんでから、古風の白い鉄造の温室でフィカを試しますーこれはコーヒーとケーキを楽しむための特別な休憩ーここでは薪ストーブで焼きたてのシナモンロールを食べます。

 

 

ストックホルムのRosendalsTrädgårdへの旅行で「Mys」を体験してください。 クレジット:RosendalsTrädgård/ Shutterstock

 

朝食、昼食、夕食に全部シナモンロールを食べる人はほかにいますか? クレジット:Oscar Nord / Unsplash

 

スウェーデンに行くことが実現できないなら、「Mys」の雰囲気を簡単に家に持ち帰ることができます。 花の金曜日に執着せずに、fredagsmys(注:スウェデン語で「家族と一緒にまったりする金曜の夜」を意味する)を受け入れてみませんか? スウェーデン人と同じように、ピザやタコスを注文し、塩味の甘草のお菓子をたっぷりと手の平に巻いて、落ち着いて良い映画を見るのはどうでしょうか。すぐに憂鬱な天気を忘れてしまいます。
 

もっと社交的なものを探しているなら、ノルウェーのコンセプト「koselig」がぴったりです。 「hygge」や「Mys」と同様に、ノルウェー人は、友人との長い散歩から、愛する人とゲームをする時間まで、他の人と一緒に感じた居心地のよさが好きです。

 

本格的な「koselig」を体験するには、まずは友人や家族と一緒にオスロに向かい、新鮮な海の空気を取り入れてから、Schouskjelleren Mikrobryggeriへ向かいます。Schou醸造所は長い歴史をもつビールの聖地であり、ここの低い天井、レンガの壁、そしてぽかぽかの炉火、「koselig」の夜に最適な場所です。

 

オスロへの旅行が夢のように思える場合は、自宅で簡単に「koselig」を感じることもできます。長い散歩をした後、キャンドルライトカードゲームで夜を過ごすことをお勧めします。

 

友達と外室での早歩きはあなたに「koselig」の感覚を与えるでしょう。 クレジット:EyeEm

 

 

フィンランドは世界で最も幸せな国としてランク付けされることが多く、その理由を理解するのは難しいことではありません。 スウェーデンやノルウェーの居心地のよさやアイスランドの落ち着いた態度とは異なり、フィンランド人は冬の憂鬱にユニークな対処方を持っています。 シス(Sisu)とは、あなたを強くするために自分を厳しい状況に身を置くという考えです。

 

彼らはよくサウナで「Sisu」を実践します。長い間、フィンランドの文化では、サウナは厳しい冬に唯一体を洗う無菌の場所でした。今日、サウナは北欧全土ではこの生き方を貫きました。この530万人の国で1人あたりほぼ1つのサウナがあります。

 

本格的な体験をするには、ヘルシンキの海辺にあるLöylyに向かいましょう。この印象的な幾何学的な木製の外観は見逃せません。そこでは、共同サウナのアイデアを真剣に受け止められています。 複数のサウナ、リラクゼーションエリア、そして海へアクセスできるプランジプールを思う存分に楽しんでください。
 

ほとんどの人は自宅でサウナをすることはできませんが、氷のように冷たいシャワーを楽しんでからキャンドルライトの温かいお風呂に入ったり、寒い冬の前夜にランニングすることで、同じ爽快な体験ができます。それが大変な努力が必要に聞こえるならーおそらくKalsarikannit(自宅でパジャマを着て酒を飲むこと)ーがあなたにぴったりでしょうか。 この冬、すべてが失敗した場合は、パジャマ姿で素敵なグラスワインを飲んで、このフィンランド流の面白いやり方を楽しんでみませんか。Kippis!(注:フィンランド語で「乾杯」)

 

ヘルシンキのLöylyでのサウナセッションは、すぐにあなたを暖かくします。 クレジット:Loyly / Shutterstock

 

氷のように冷たいプランジプールでSisuを実践します。 クレジット:Shutterstock

 

 

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