ヨーロッパの悠久なる歴史は世界的に有名です
特にヨーロッパの文化は世界でもユニークなものです。天井に描かれたもの、壁に掛けられたもの、ガラスのキャビネットに収められたものなど、ヨーロッパの博物館の芸術品は、人類の歴史の中でも最も優れたものの一つです。今回、Omioは古代文明や古典美術、壮大な建築物など数多くの芸術品を含める、必見のヨーロッパの美術館ベスト11を紹介させていただきます
ルーヴル美術館（フランス・パリ）
ルーヴル美術館（Louvre）といえば、世界的に一番有名な美術館（博物館）ではないでしょうか。私たちを惹きつけてやまない美術館です。特に『モナ・リザ』を求めて多くの観光客がやってきます。もともとはフランス国王フィリップ2世の要塞でしたが、1989年に建築家イオ・ミン・ペイが美術館の前に有名なガラスピラミッドを設計して全世界を驚かせました。現在では、年間900万人もの来館者が訪れます。ルーヴル美術館の面積は総面積6万600平方メートルもあります。もし1つの展示物を2分で見て回るとして、全部の展示物を見切ると3ヶ月もかかると言われるほど広大です。
ボロス・コレクション（ドイツ・ベルリン）
もともとの第二次世界大戦の防空壕であったボロス・コレクション（Sammlung Boros）は、その後フルーツの貯蔵庫とクラブ「Bunker」として使用されていたそうです。今は現代アートの展示場と個人住宅に分けられており、オーナーは最上階に住んでいます。コレクションは4年ごとに展示の入れ替えを行っており、今はAwst & WaltherやAlicja Kwadeなど多くのアーチストの作品が見られます。ボロス・コレクションは予約制なので、予約をお忘れなく。
大英博物館（イギリス・ロンドン）
大英博物館（The British Museum）はイギリス最大の博物館であり、考古学的・民族学的にも重要な、王室のコレクションが保管されている場所でもあります。その中には多くの展示室がありますが、エジプト展示室は一番おススメです。エジプト国外にあるエジプトの文物を収集する最も優れた博物館だと思われており、古代エジプト語の神聖文字を解読した基礎であるロゼッタ・ストーン（The Rosetta Stone）は収蔵されたところでもあります。
ヴァチカン美術館（イタリア・ローマ）
ヴァチカン美術館（Vatican Museums）は22個もの美術館で構成されています。特に有名なものは古代の美術品が展示されているピオ・クレメンティーノ美術館（Museum Pio-Clementino）や、ラファエロ・サンティのフレスコ画が展示されているラファエロの間 (Raphael Rooms)、また、中世・ルネサンス絵画のギャラリー（portrait gallery of Pinacoteca）などです。もちろん、ミケランジェロの絵画で知られるシスティーナ礼拝堂も忘れてはいけません。
アムステルダム国立美術館（オランダ・アムステルダム）
アムステルダム国立美術館（Rijksmuseum）はオランダ絵画のファンにとっては究極の夢でしょう。約60万の所蔵作品の中から、フランス・ハルス（Frans Halls）やヨハネス・フェルメール（Johannes Vermeer）、レンブラント・ファン・レイン (Rembrandt van Rijn)、バジル・ロイスダール（Basil Ruysdael）を含むすべてのオランダ画家の作品を見つけられます。その中で一番有名なのはレンブラント・ファン・レインの絵画『夜警』 (The Night Watch)でしょう。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館（スペイン・ビルバオ）
グッゲンハイム美術館といえば、建物自体が現代絵画や現代絵画と同じくらい有名です。現代で最も重要で代表的な現代建築物の1つだとみなされています。20世紀半ばから今に至るまでの芸術品、特に戦後の欧米の絵画や彫刻などに焦点が充てられています。敷地面積を目一杯使った大規模な作品もあり、例えばリチャード・セラの『Snake』（蛇）はこの美術館で一番広い展示ホールを占めています。
プラド美術館（スペイン・マドリード）
プラド美術館（Museo del Prado）はもともと自然科学博物館として利用されていました。現在では世界で最も優れた美術館の1つであり、また、最初の公立美術館でもあります。かつては何世紀にもわたってスペイン王家の数え切れない所蔵品が収蔵されていましたが、現在は『三美神』（The Three Graces）を含むルーベンスの作品が一番多く展示されている美術館の１つになります。見切れないほど面積が広いですが、幸いなことに、ゴヤ（Goya）やリベーラ（Ribera）、ベラスケス（Velázquez）、スルバラン（Zurbarán）をなどの大家の名作を見るルートが用意されており、自由に選ぶことができます。
ナショナル・ギャラリー（イギリス・ロンドン）
ナショナル・ギャラリー（The National Gallery）はトラファルガー広場（Trafalgar Square）の中心部に位置しています。ここは政治活動や社会活動が集まる場所であり、最も有名なパブリックアート美術館でもあります。展示されている2,300点を超える絵画は国有なので、特別な企画展示をのぞいて入館は無料となっています。百科事典のような美術館ですが、ダ・ヴィンチ（da Vinci）の『岩窟の聖母』(Virgin of the Rocks)、クロード・モネ（Claude Monet）の『睡蓮の池に架かる橋』 (The Water Lily Pond)、ファン・ゴッホ（Van Gogh）の『ひまわり』 (Sunflowers)など傑作もたくさんあります。
ルイジアナ近代美術館（デンマーク・コペンハーゲン）
かつて草間彌生が展覧会を開いていたからでしょうか、ルイジアナ近代美術館（Louisiana Museum of Modern Art）はInstagram上で最も人気な美術館の1つになりました。1958年に開館し、デンマーク現代芸術家の集まる場所となっています。ジャクソン・ポロック (Jackson Pollock)、ヘンリー・ムーア（Henry Moore）、アルネ・ヤコブセン（Arne Jacobson）など多くの芸術家の作品はここで展示してことがあります。現在では、近代前衛芸術の作品を中心に展示する国際的な美術館となっています。
ウフィツィ美術館（イタリア・フィレンツェ）
イタリアは数え切れないほどの思想家、芸術家、発明家を生んだ国であり、ウフィツィ美術館（Uffizi）には、中世初期からバロック、マニエリスムまで、多くの名作が収蔵されています。かつてフィレンツェの政府ホールでしたが、今では世界的に有名な作品を多く収蔵してあります。例えば、ティツィアーノ（Titian）の絵画『ウルビーノのヴィーナス』 (Venus of Urbino)、カラヴァッジオ（Caravaggio）の『バッカス』（Bacchus）、ボッティチェッリ（Botticelli）の『ヴィーナスの誕生』 (The Birth of Venus)とダ・ヴィンチ（Da Vinci）の『受胎告知』（The Annunciation）などがあります。
オルセー美術館（フランス・パリ）
オルセー美術館（Musee d’Orsay）はもともと1900年のパリ万国博覧会開催のために建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルでした。また、建築物そのものが芸術品だと言われています。印象派とポスト印象派の名作を含む1848～1914年の作品が展示されています。マネ（Manet）、ドガ（Degas）、モネ（Monet）、セザンヌ（Cézanne）、ルノワール（Renoir）とファン・ゴッホ（Van Gogh）の作品をここで見ることができます。ゴーギャン（Gaughin）はこの美術館を「芸術に満ちた、パリの左岸にある自宅」と呼んでいました。
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