お久しぶりです‼︎

途中、このブログが息子にバレてしまいまして…

更新を控えておりました。



応援して下さった皆さまに、本人から結果のご報告をさせていただきたいと思います。








※以下、長文となります。





はじめまして、息子です。
昨日公立高校の合格発表があって、高校受験の結果が全て出ました。



結論から記すと、(受験順)














渋幕  合格 😄

開成  合格 😇

筑駒  合格 🥳

翠嵐  合格 😆








受験した全ての高校に合格する事が出来ました。
全勝を無事に達成出来、安堵しました。㊗️


以下では、
1.中学3年間の自らの合格までの軌跡と考え
2.効果的な参考書、本について
3.結果を踏まえた後輩へのメッセージ
4.総括  
を項目ごとに記述していきます。


はじめに、合格までの軌跡ですが、時期別に出来事や考えた事を綴ります。(長いです)

§1. 中学3年間の自らの合格までの軌跡と考え

①中学受験直後期
中学受験の合格発表翌日から公立高校向けの某塾で中学内容の先取りをはじめました。当時は中学受験の不本意な結果に悔しさと悲しみが交錯しており、精神が不安定でした。そんな中、数学が適性検査の理系より平易に感じたと共に面白みを感じ勉強という概念が抜本的に変化しました。その先取り講座では最後にまとめテストがあり、順位が出る仕組みでした。当時のクラスには、中学受験を経験した集団(自分もそのうちの1人)と中学受験をせずに元々某塾に通っていた集団が入り混じっていましたが、前者が多数派でした。自分が残念な結果になった学校に合格した人も少なくなかったのでテストでは絶対に良い成績などとれないと感じていましたが、勉強への姿勢を根本から一新した事でテストでクラス内1位を取る事が出来ました。その結果を知った時は嬉しさが込み上げるよりも喫驚した事を覚えています。そこから中学内容の面白さに気づき始めました(特に数学は、算数から名前が変わるだけあって
真新しい概念をこれから学ぶ事が楽しみでした。)

②中1の1年間
そこから本格的に某塾で勉強が始まりました。
母が買ってくれた『自由自在』という中学3年間の学習内容を纏めた難関校向けの参考書があるのですが、数学に興味があったので中3内容の平方根や展開、因数分解等を先取りしていました。某塾ではスタディプラスという学習アプリを導入しており、そこでその先取り内容を入力して見栄をはっていたら数学の先生に面談で褒められて嬉しかったです。
中1の前半期は2時間という少ない時間制約があるゲームに明け暮れていたので何回も親と対立していました。そこで自分を律するためにゲームを親に預けて勉強に集中できる環境を作ってもらいました。今思うと、そのように思い切って自分が依存している生活の一部を切り離すことは狭窄していた自らの思考や視野を拡大できる一つの効果的な方法だと思います。ゲームを封印したのは秋の時期で、同時期に英検3級と数検3級に合格しました。ゲームをなくす事で2時間余裕が生まれるのみならず邪念を徹底的に排除して勉強に集中することや親との衝突をなくせて乱れを取り除くことが可能となりました。それが直接的でなくとも検定の合格につながったと確信しています。また、前述した通り数学に興味があったので夏に塾と並行して地域の家庭教師に中学3年分の数学を本格的に教えてもらい、基礎的な数学力を築き上げる事が出来ました。省察してみると、そのようにして向上心や興味を持って、学年で区分された数学の範疇を越えて発展的な内容や応用を積極的に定着させることは学問のあるべき姿なのではないかと感じます。その際にはただ単純に物事を鵜呑みにして受動的に知識を浴びさせられるのではなく、書いてある知識の裏に隠れている考えや真髄を思考し、時には懐疑の念を持ちながら能動的に会得することが極めて重要ではないかと思います。本質を捉え、矮小化された公式や事実の裏にある真髄に気づき、他との共通点や相違点を浮き彫りにして腑に落とす作業が大事だと感じます。考察が長くなりましたが、他にも夏には夏の集中特訓や夏期講習に参加したり、最高水準問題集特進:文英社(以下、特進)を母の助言に従って進めたりしていました。
やはり中学受験の不本意な結果から気持ちの切り替えを素早く行って英数国の学習を継続して行うことは甚だ重要であると今思います。中1は周りが遊び呆けている時期なので学習に真摯に向き合うことで相当なアドバンテージを作れるでしょう。結局中3は皆んなが本気を出して結果を出そうとするので、経験や実力を確固たるものにするためにも中1中2の時期は侮らずに勉強に手をつけたほうがいいと痛感しています。秋の時期に話を戻すと、某塾で理社が始まり毎週土曜日に授業が増設され中テスト?(小テストよりも少し本格的)みたいなものが始まりました。理社が中3まで安定していたのは紛れもなくこの時期に盤石な土台を構築していたからです。Monoxerというアプリを愛してやまないのですが、理社の単語学習をそのアプリで反復することで言葉の持つ語義を定義的に把握する事が出来て良かったです。冬の時期にはそのような頑張りの甲斐もあってか駿台模試の数学で100点が取れました。また、春期講習では「目標意識の大切さ」に気付きました。具体的にいうと、塾の教室に1人の生徒が新入生としてきたのですがその人が模試で塾内1位をとったのです。当時の自分は彼の能力に羨望するとともに嫉妬したのでしょう、猛勉強をしました。「新入生の子を必ず超えてみせる」という壮大な目標に向かって頑張ったところ春期講習のまとめテストで塾内1位を奪取する事が出来ました。喜びは果てしなく、達成感に浸ったのが今でも印象的です。以上のことから中1の出来事の羅列から考えた事を纏めると、中学受験の不本意な結果という辛い経験に打ちひしがれる気持ちを切り替え、向上心を持って新たな勉強を計画的に進めることや目標をどんな些細なものでもよいから作って、それに向けて努力を継続すること、そして逆境にあたったら客観的に自分を俯瞰して思い切って決断することだと感じました。

③中2の1年間
中2の経験からも②のような事が教訓として得られたのですがこの1年は絶望に満ち溢れた側面をもつとともに輝かしい側面ももっています。輝かしい側面は母が記載した以前のブログに書いてある通りなので簡単に羅列すると、夏の集中特訓・ハイレベルテスト・難関チャレンジ模試・特訓選抜等で1位や2位を取れた事や東進の数学特待・駿台模試2度目の数学100点・早稲アカの筑駒必勝ジュニアの資格を貰えたことです。ただやはりこのような煌びやかな結果を出せたことによりその後には、勉強をしない怠惰な生活の連続が待っていました。学校から帰ってくると疲れて寝ていたのを覚えています。そのようなところで襤褸が出ることは予期しておらず勉強のペースが崩れた気がします。やはり勉強は緩急をつけすぎずに一定で行うべきだと感じますし、
「完全に満足すればそれは落伍者だ」という言葉がある通り結果に一喜一憂せずに常に上を目指す向上心をもってスキルアップに努めることが何より重要だと思います。過去の栄光に縋らず、弛むことなく進み続けるグリットを今後も大事にしたいです。
一方で、2年生では苦境に陥っていました。それが絶望に満ち溢れた側面です。具体的に述べると、
4月に進級した際クラス替えがありました。そこで不運にも机の上に乗って窓から物を投げて外に放出する問題児や、自分を嬲るような態度をとり友達と他人を嘲笑し軽蔑する人や、授業中にも関わらず無秩序に立ち歩き周りに迷惑をかけていることを尻目に教師に劣悪な暴言を吐く男子などと同クラスになってしまいました。同じく4月に国語の成績を安定させるために早稲アカの個別進学館に通い始めましたが、ある日に学校で相当辛い事があったのでしょう、涙が溢れてまともに問題を解く事が出来なかった事があります。家に帰ってからも慟哭していたのを覚えています。中2は成績が直接入試に繋がる学年だったので今後の展望が予測できず不安が膨張して遂に爆発した、そんな状態でした。彼らの偏向は度がすぎており、当惑していましたが担任や副担任
母親などに助けを求めてこの事態は収束へと向かい無事に学年末の成績を担保出来て胸を撫で下ろしました。特に恩師のS先生には感謝が大きく、慇懃で懇ろな対応をしてくれるだけでなく他者を隔絶していた当時の自分に世界には様々な人がいてそれぞれの価値観を持っていることを教え諭してくれました。その事で自分が持っていたステレオタイプや偏見を払拭でき価値観を変えられました。その先生は本を貸して私の教養を養おうとしてくれたり、交換日記で意思疎通を大切にしてくれました。そのような篤志ある偉大な先生と巡り会えて良かったと感じます。その経験によって前は人に対する猜疑心や憎悪の念が漸増していきましたが、乗り越えた先には自分の世界観や価値観を刷新するきっかけと捉えるようになれたので人生の糧となりました。結局中2の1年間から学んだことは辛いと感じて逆境に打ちのめされても苦手なものを果敢に克服する挑戦や弱い自分への克己心が大事であるとともに、他人を自分にとって好都合な色眼鏡で見ようとせずに寛容な精神で鳥瞰してゆくことが今後大事だと考えたことです。そして苦手なものを曲げずに打破した先には栄冠を掴める強い心が自分を助けてくれることをこの受験を通じて痛感しました。




※長くなりましたので次のブログに続きます。