前回の投稿もご覧いただき、ありがとうございます。

 

福音館書店さんの「あさいち」が復刊されました。

  


私も夫も阪神淡路大震災経験者です。

特に、夫は当時ど真ん中で被災しています。



売上金は、義援金に充てられるそうです。


能登半島地震で被災された方の少しでも力になりたくて、投稿します。




我が子に読んで聞かせました。


「あさいち」福音館書店
絵=大石可久也 かたり=輪島・朝市の人びと

活気ある輪島のあさいちの様子が現地の言葉で綴られています。

1987年初版なので、もちろん震災の描写はありません。

本文には描かれていませんが、私はお正月の準備のために朝市に買い出しに行く師走のイメージが浮かびました。

が、2月頃と言われてもしっくりくる気もします。


読みながら、自分の祖母を思い出しました。

雪の下の畑からネギや大根を取ってくるところ。
方言で話しかけてくれるところ。
しわいっぱいの、働き者の、あたたかい手。
にっこりと微笑む優しい顔。

祖母は輪島の出身ではありませんが、何故か重なるところがありました。


子供たちに読み聞かせた後、
「元日に地震のあった場所だよ。」
と伝えると、上の子は深妙な顔をしていました。
未就学児の心にも、響くものがあるようです。



 

 


一日も早く復興しますように。
微力ながら、応援しています。