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部屋で一杯やってから風呂に向かった。
風呂は帳場と客間に上がる階段との間。
脱衣所の風景。
籠が置いてあるのみの脱衣所。
掃除が行きと届いていて清潔。
突き当りには洗面台と洗濯機。
洗濯機は一回使用すると¥100也。
商人宿ですからね。
風呂はここ一カ所。
聞かなかったが多分家族も
この風呂を使用してるんじゃないかな?
随時沸かしてあるみたいです。
24時間入れるかは聞かなかったが
多分入浴はいつでも出来るみたいです。
浴場内。
結構広い。
石造りのかなり古い風呂。
風呂の蓋が鉱泉宿の風呂の
それを思い出させるが
ここは真湯ですね。
浴槽内で水を循環させているが
お湯も自由に足せる・・・。
風呂に入り、天井を見上げると・・。
ぼやけてしまったが
「唐傘天井」の屋根じゃん。
秩父のレトロ銭湯宝湯を思い出したが
多分山崎屋の風呂のが古いと思う。
何と無く天井を見る。
壁際には裸電球がポツンと置いてある。
明るく見えるが、実際は薄暗い。
この小さな湯船に身を沈めて
ぼんやりと考えるが・・・。
やはり頭の中の「靄」みたいなのが
薄れてゆく。
いやちょっと良い気分だった。
「貧困旅行記」気分だね・・・。
でもこんな感じが俺は好きだな・・。
存在意義すら感じてしまう。
風呂から上がり
もう一杯飲んだらいつの間に
寝てしまった。
翌朝6時過ぎに物音で目が覚めた。
朝食の準備でもしてるんだろう。
この宿は二階部分が客間になってるが
回廊の廊下になっており
昔の宿の作りなんですね・・・。
階段の手すりにも
非常に長い年月の味を
感じられた。
しばし部屋でテレビなどを見て過ごしたが
朝8時前に宿に併設されてる食堂で朝食。
朝食。
スタンダードな和食。
味はおいしかったですが
納豆が食えない俺は・・・。
まあちゃんと次回は食えないと言おう。
いつもは言ってから宿泊するんだけど
言うのを忘れてた・・。
そして宿帳を朝食の時に書いたが
これは初めての体験でした。
だいたい宿到着後すぐに書くので・・・。
現実逃避は出来たみたいだ。
心の靄も晴れた。
朝食を食べてしばし探索。
山崎屋旅館を横から撮影。
夜の投宿したので
全景を確認出来なかったが
結構大きい宿です・・。
うなぎの寝床みたいな感じで
縦に長い感じでしたね。
帳場付近。
一階は住居も兼ねてるんだろう
生活感が丸出しで良い感じ。
宿にもてなしを求める人は
多分泊まらない方が賢明だろう。
安らぎを求める宿では無い。
ただの「通りすがり」が泊まる宿。
俺もただの「通りすがり」
振り向かない。
でも自分が絶望して何かに
縋りたくなった時
遠回りしてまた「通りすがり」になるだろう。
良かった。
救われた。
山崎屋旅館全景。
このままで良い。
また来る必ず。
一泊¥5400也。
山崎屋旅館
住所 埼玉県大里郡寄居町寄居938
TEL 048-581-0235