八塩温泉の神水館をチェックアウトして
辺りの散策をして午前11時頃。
まだ時間はあるんで
残り2件の宿を日帰り入浴する
プランを考案した。
残り2つの宿は
「ヤシオカン」と「鬼石観光ホテル」だ。
なるべく効率良く廻りたい。
八塩温泉は国道462号に
沿うように点在している。
一番手前が神水館。
国道を挟み2つの宿がある。
で、手前の鬼石観光ホテルは奥さんが入浴。
奥のヤシオカンを俺が入浴するという
変則的なプランを実行した。
国道から山に登る形になるのだが
年代不明の古い道祖神や庚申塔があった。
雰囲気が良いなぁ・・。
奥さんを鬼石観光ホテルに降ろして
俺はヤシオカンに向かう。
八塩温泉の一番高い所にある宿ヤシオカン。
日帰り入浴をお願いしたが
清掃中の為にフラれた・・。
仕方無いので俺も鬼石観光ホテルに向かう。
でも時間的に少しゆとりが出来た。
ヤシオカンの敷地内には何やら氏があった。
鬼石観光ホテルの入口。
とてもホテルがあるなんて思えない・・。
鬱蒼として陰気な雰囲気だ・・。
坂道を上がると右手に古い蔵と
旧館っぽい建物が・・。
最初奥さんを連れて来た時に
凄い鄙び具合に驚いたが
俺もここに入浴となった。
入浴料¥600也。
看板が「ホテレ」になってしまってる・・
帳場と館内の様子。
清掃中で取り込んで居たが
入浴を受け付けてくれた。
が、ご主人が
「消毒が溶けてるか見て来ます・・。」
と言って浴室に確認しに行った。
この時点で温泉の質は期待薄モードに・・。
浴場に向かう廊下の廃れっぷりに
灌漑を覚えてしまった。
雰囲気は最高だ。
浴場全景。
湯が白濁してるのは消毒のせいです。
源泉槽もあったが鉱泉は入れて無かった。
分析表。
八塩温泉 おにの湯。
自然湧出。
泉温6.2℃
加水あり、加温あり、循環ろ過あり・・・。
湧出量を考えたら仕方無いが
だったら源泉槽を利用すれば良い。
加水したら意味無いじゃん・・。
でもやはり湯の成分は濃く
床は茶色に染まっていた。
せっかく作った源泉槽を利用しないのは
疑問だった。
でも消毒臭はさほどでも無かった。
入浴すると浴感は温泉のそれで
長湯は困難だった・・。
加温しすぎのきらいもあったが
汗ダクでの入浴でした。
でも休日の昼下がり・・。
この鄙びた浴槽で独占出来るのは
非常に満足した・・。
湯では無く雰囲気に飲まれた。
この宿は高台にある。
眺めは最高だった。
古いアーケードゲームが良い。
果たして稼働してるのかも疑問だが・・。
まさに「昭和」のままの雰囲気。
湯は残念賞だったが・・。
雰囲気は合格だった。
たまに来て入浴したい雰囲気だったです。
でも玄関先の宿泊の名簿は
結構な名前が書いてあった。
何気に人気なのかな・・。
俺は近場でこんな鄙びた宿があった
事が発見出来て嬉しかった。
再訪してまた損した気分になりたい。
鬼石観光ホテル
住所 群馬県藤岡市浄法寺105
TEL 0274-52-4143